実は反則から生まれたスポーツ!? ラグビーのボールはなぜ楕円形?/毎日雑学
公開日:2021/3/12
今回は、ラグビーボールがなぜ楕円形なのか、その理由について解説します。
雑学クイズ問題
ラグビーボールは昔、何で作られていた?
A. 鳥の心臓
B. 豚の膀胱
C. 牛の肺
D. 馬の心臓
ラグビーボールの形が楕円形である理由が面白い
ラグビーボールだけ?
ラグビーといえば、2019年のワールドカップで日本が史上初の決勝トーナメントに進出を果たし、日本中が熱狂したことが記憶に新しいです。
更に遡れば、五郎丸歩選手のいわゆる「五郎丸ポーズ」が大流行し、流行語にノミネートされた年もありました。
そんなラグビーを見ていて「なぜラグビーボールって楕円形なんだろう?」と疑問にも思ったことはありませんか?
他にも野球、サッカー、バスケットボール、テニス、卓球、など様々な球技が存在していますが、どの球技でも使用されるボールは球形をしています。
他のスポーツと同様に、ラグビーボールが球形だったとしても競技が成り立ちそうですが、なぜラグビーボールだけが楕円形になったのでしょうか。
実は、ボールが楕円形であることによって、ラグビーというスポーツを更に面白くしている一面があります。
ラグビーボールの改良と形の決定
まずは、ラグビーというスポーツが誕生したきっかけについて解説していきます。
ラグビーの原型となった競技はサッカーであり、実はサッカーの競技中に行われた反則がきっかけで誕生したのです。
一説によると、ウィリアム・エリスという人物が、サッカーの競技中にボールを抱えてゴールに向かって走り出したことがきっかけだとされています。
この反則から「意外と手で持って走るのも面白い」ということで、ラグビーが誕生したと言われています。
実はラグビーが誕生した当時、ボールは楕円形ではなく、球形をしていたそうです。
また、当時のボールは重く、プレーがしにくいという声がたくさんあがっていたことから、ボールに改良が加えられることになりました。
そして、軽量化を行う過程で、ボールが楕円形になっていったのです。
ボールに改良を加えた人物は、ウィリアム・ギルバートという人物とされています。
ギルバートはボールの軽量化をする際に試行錯誤を重ねた結果、豚の膀胱を使うことを思いつきました。
そして、豚の膀胱を膨らませた形こそ、現代のラグビーボールにも繋がっている「楕円形」だったのです。
豚の膀胱を膨らませ、それに牛の皮を張り合わせることによって誕生したのが、初代ラグビーボールでした。
また、実際に使用してみたところ、球形のボールとは異なってボールがどこへ転がるか予測しにくくなり、更なるゲーム性を生み出しました。
ボール自体も軽く、とても走りやすくなったことから、そのまま楕円形のラグビーボールが採用されることになったのでした。
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B. 豚の膀胱」でした。
まとめ
ラグビーはサッカーの試合中に行われた反則により生まれた。
ラグビーボールは当初は重く、形も丸いものを使用していた。
ボールの改良はウィリアム・ギルバートという人物によって手がけられた。
豚の膀胱と牛の皮を使う事により、軽くて使いやすい楕円形のボールが完成した。
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