耳の中の「毛」と「石」のおかげ!? 電車で居眠りしても身体が倒れないのはなぜ?/毎日雑学
公開日:2021/3/18
今回は、電車で居眠りしても身体が倒れない理由を解説します。
雑学クイズ問題
電車で倒れないのは、身体のどの部分のおかげ?
A. 筋肉
B. 三半規管
C. 右脳
D. 肝臓
電車で居眠りしても倒れないの理由について解説
電車でウトウト
電車に揺られてウトウトしていても、倒れ込んでしまう人は見たことがないと思います。
眠りに落ちてしまって倒れそうになっても体勢を立て直して、また眠り続けます。
実は、この現象にはちゃんとした理由が存在しています。
居眠りをしても倒れない理由
その理由には、三半規管の機能に関係があります。
三半規管は身体の平衡感覚を保つための器官であり、内耳の中に存在しています。
普段から意識をしなくても平衡感覚を保っていられるのも、三半規管のおかげなのです。
三半規管の内部には無数の毛が生えた器官があり、この生えている毛のことを「感覚毛」と呼びます。
そして、その器官の中には平衡石と呼ばれる石と液体が入っています。
身体が傾いた状態になると平衡石が転がって、感覚毛を刺激します。
この刺激によって身体が傾きを察知し、反射的に傾いた身体を元に戻そうとして、無意識に身体が起き上がってしまうのです。
そもそもどうして体が傾くの?
そもそも、電車で居眠りをするとなぜ体が傾くのでしょうか?
それは、頭が重いからです。
人間は身体が睡眠状態になると、筋肉が弛緩します。
そのため、頭を支えている首などの筋肉が弛緩し、頭を支えきれなくなることから、重心が傾いて倒れそうになるのです。
電車内で、前方だけではなく、左右に傾いてしまう理由は、単純に電車が加速・停止することにより、電車が揺れるためです。
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B. 三半規管」でした。
まとめ
電車で居眠りをしても倒れない理由は、三半規管が自動的に働いているからである。
また、倒れそうになる理由は、筋肉が弛緩し、頭を支えきれなくなる理由と、電車の加速・停止による影響である。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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