狭い部屋でも快適ホームオフィスに!テレワークのインテリア術
更新日:2021/4/6
コロナ禍で通勤が減り、自宅でテレワークをする機会が増えた。しかし、今までプライベートなスペースだった自宅では、「オン・オフの切り替え」や「家族のスペースとの仕切り」に悩む人も多い。
悩める私たちに、快適ホームオフィスづくりを提案してくれるのが、『狭い部屋が仕事場に大変身! 無印良品でつくる快適ホームオフィス』(mujikko、ぴょこぴょこぴ、ミジ、ほか/宝島社)である。
自宅のワークスペースは、コロナ禍を生きる私たちの大問題だ。
私も自宅で仕事をしているが、コロナ禍となってからの悩みの種は「家のどこで仕事をするか」。ダイニングテーブルで仕事をすることもできるが、子どもが臨時休校のときに重なるとスペースが狭い。座卓を引っ張り出してきてスペースを作っても、なんだか肩が凝る。
自分のデスクはというと、書類や本が散らかって仕事スペースが次第に小さく……。
本書は、そうした悩みをスパッと解決してくれる。無印良品の商品を使ったおしゃれで快適なホームオフィスが、たくさんの実例とともに紹介されている。
家の中で、自由自在にワークスペースを作る!
“仕事専用の空間”を作るのは大事だが、自宅の広さによっては、スペースの確保が難しいこともある。整理収納アドバイザーのmujikkoさんは、折りたたみ式のテーブルをオススメする。無印良品の「パイン材テーブル・折りたたみ式」は、テレワークが増えてから品薄になったこともあったほど人気を集めているそう。mujikkoさんは、このテーブルを普段収納しておき、必要なときに取り出して子ども部屋を臨時のワークスペースに。自在にワークスペースを作れるところがメリットだ。
立てる収納でワークスペースをより広く!
気づけばデスクに広がってしまう、スマホやタブレット。それらは「アクリルデスクトップスタンド」に立てて置いておこう。他にもノートや電卓、手帳を立てておけば、取り出しやすく、きれいに収納できる。私のように、散らかったデスクで仕事をしている人にとっては、魅力的な収納だ。
絶対に床置きしない!
床に物を置いてしまうと、どんどん散らかってしまい、片付けに時間が取られてしまう。そこでkana_homeさんは「絶対に床置きしない」と決めているそうだ。
ポイントは、浮かせる収納とキャビネット。ペン立てなどはフックをつけて上から吊るす。その他の仕事道具も「コンパクトスチールキャビネット」にまとめておくことで、家のどこでもワークスペースに。床をすっきりと保ち、快適に仕事をしよう。
音、香りで快適に!
「私は8時30分になったらスマートスピーカーから好きな音楽が流れるように設定しています」とmujikkoさんは語る。自宅のさまざまなスペースで仕事ができるようにしていると、なかなか「仕事モード」に入りにくいこともあるだろう。そうしたとき、音で自動的に仕事モードにスイッチできるよう工夫することができる。
また、香りで気分のリフレッシュも。mujikkoさんのオススメは「アロマストーン」だ。こまめなメンテナンスがいらず、オイルを直接2~3滴たらすだけで控えめに香る。
本書を読んでから、家の中を見渡してみた。もっと快適なワークスペースを作れそうだ。
文=遠藤光太