世界的なボードゲーム「オセロ」が生まれたのは日本!?/毎日雑学
公開日:2021/4/2
今回は、誰もが知っているボードゲーム・オセロについて解説します。
雑学クイズ問題
オセロのコマの原型となったものは何?
A. めんこ
B. ボタン
C. 500円玉
D. 牛乳瓶のフタ
オセロとリバーシの違い?開発者は日本人だった
誰でも一度は遊んだことがあるボードゲーム「オセロ」。
将棋や囲碁やチェスはルールを覚えるまでに時間がかかりますが、オセロは簡単なので、初めてでもすぐに楽しめます。
そしてとても似たルールの「リバーシ」というゲームもありますが、その違いをご存知でしょうか?
また、オセロの開発者が実は日本人であることはあまり知られていないと思います。
まずは、オセロとリバーシの違いについて解説します。
オセロとは?
オセロは、1970年代にツクダが商標登録した商品名です。
オセロには以下の決まりが存在しています。
・8×8のマス目であること
・盤面が緑色であること
・白と黒のコマであること
・黒が先手であること
・初期配置は、中央に黒白2個ずつクロスさせ、黒が左手前になるようにすること
あくまで一部ですが、このルールが守られているボードゲームのことを「オセロ」といいます。
黒が先手であること、初期配置に決まりがあることはご存知でしたか?
リバーシとは?
続いて「リバーシ」についてです。
生まれたころのリバーシは以下のような特徴があります。
・盤面の色やマス目は自由
・コマの色や形状は自由
・先手は好きなほうで良い
・初期配置は自由
また、リバーシはイギリスが発祥です。
以上のことから、オセロは「リバーシのルールをより厳密にしたゲーム」といえます。
オセロはどのように作られた?発祥は日本!
続いて、オセロがどのように開発されたのかを説明します。
オセロというボードゲームは日本人の長谷川五郎さんによって考案されました。
外国発のゲームだと思っていた人は多いのではないでしょうか。
オセロが生まれるアイデアは、1945年の長谷川五郎さんが中学1年生だったころに遡ります。
そのころ、囲碁のルールがわからなかった長谷川さんは「はさみ碁」を考案しました。
この「はさみ碁」が、オセロ誕生のきっかけとなりました。
はさみ碁のルールは、囲碁のコマを配置していき、敵のコマを自分のコマで挟むと、裏返すのではなく、自分のものになるというものでした。
その後、裏返して色を変えるように変化させていきました。
最初は牛乳瓶のフタが使われていた
長谷川さんが大学生のころには、はさみ碁を発展させた、牛乳瓶のフタを使う「オセロに近い」ゲームを作ったそうです。
そのため今もオセロのコマのサイズは牛乳瓶のフタとほぼ同じサイズになっているのです。
その後、長谷川さんが玩具メーカーのツクダに持ち込み、商品化されたのでした。
なぜ8×8マスなのか?
8×8マスには理由があります。
当初は、4×4マスや6×6マスなども考えられたそうですが、4×4マスや6×6だと「必勝パターン」が存在してしまうのです。
そのため、チェスの8×8マスを参考にして、8×8マスとなりました。
「オセロ」という名前の由来
続いては「オセロ」という名前についてです。
これはシェークスピアの四大悲劇のひとつ、「オセロ」からとっています。
「白人の妻」をもつ「黒人の夫オセロ」が登場し、敵と味方が頻繁に寝返りながら、緑の平原で戦う物語。この名前にした理由はもうお分かりですね?
オセロで勝つためのコツ
最後に、オセロで勝率を上げるコツを紹介します。
「角をとれば勝てる」と思い込んでる方が多いのですが、それは大きな間違いです。
角をとれば優勢にはなりますが、必ずしも勝てるとは限らず、たとえ4角全てをとったとしても、負けるときは負けてしまいます。
以下を参考にするとより強くなれるかもしれないので試してみてください。
・序盤は相手に多く取らせることにより、打つところをなくす
・端を取る際は、間を開けないようにとる
・なるべく中央にコマを残すことで終盤逆転する
オセロの達人が、序盤に圧倒的に負けてるように見えて、終盤にはあっという間に逆転しているのを見たことがありませんか?
ただ闇雲にコマをたくさん取るだけでは勝てない、とても奥深いゲームなのです。
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D. 牛乳瓶のフタ」でした。
まとめ
リバーシはオセロと違い、厳密なルールが存在しない。
オセロは日本人によって開発され、開発者は長谷川五郎という人物である。
8×8マスの理由は、必勝パターンが存在しないためである。
「オセロ」はシェークスピアの「オセロ」から名前を取った。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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