取調室といえばカツ丼。このイメージはどうして生まれた? /毎日雑学
公開日:2021/4/1
今回は警察の取調室=カツ丼のイメージが生まれた理由を解説していきます。
雑学クイズ問題
取調室といえばカツ丼となった理由は?
A. 昔は贅沢なものだったから
B. 安価でボリュームがあるから
C. 容疑者に勝つという意味から
D. 隣にカツ丼屋があったから
取り調べでカツ丼は本当に出されるの?
刑事ドラマでおなじみの場面といえば取調室。そこで容疑者がカツ丼を食べるというシーンは定番ですね。
なぜカツ丼なの?本当に出されるの?と思ったことはありませんか。
そしてカツ丼ではなかったとしても、他の丼や定食など、何かしら食事が出されることはあるのでしょうか。
ドラマでカツ丼が定番になった理由とあわせて解説していきます。
実際は取調室で食事はできない
現在、取り調べの際に食べ物を出すことは禁止されているそうです。
食べ物を出すことは「自白を誘導する」という行為にあたるからで、カツ丼に限らず、おにぎりやパン、そしてタバコなどの嗜好品も禁止されています。
なので食事は一旦、留置場へ戻ってとることになっています。
なぜ取調室=カツ丼となったのか
続いて、なぜ取調室といえばカツ丼というイメージが定着したのかを解説していきます。
戦後間もなかったころの日本では、カツ丼が最高のご馳走とされていて、実際に1963年に起きた「吉展ちゃん誘拐事件」では、犯人の自白を引き出すためにカツ丼が出されたという逸話が残っています。
これをきっかけにしてカツ丼のイメージができあがりました。
そして、テレビで刑事ドラマが放送されるようになった頃には、警察や刑事の人情を感じさせものとして、カツ丼が使われるようになったのです。
それからは長く刑事ドラマの取り調べシーンに登場するようになり、カツ丼のイメージが定着していったのでした。
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A. 昔は贅沢なものだったから」でした。
まとめ
警察が取り調べをする際には「自白を誘導する」ことになるため、容疑者に食べ物を出すことは禁止されている。
また、食べ物以外にもタバコなどの嗜好品も同じ理由で禁止されている。
カツ丼は昔ご馳走であったことから、ドラマで警察の人情を感じさせるアイテムとして使われるようになり、イメージが定着していった。
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