神社の鳥居などに掛けられている注連縄(しめなわ)。それにぶら下がっている白い紙の名前は?/まだある‼ アレにもコレにも! モノのなまえ事典⑩
公開日:2021/4/2
神社などにはワラを編んで作った注連縄というものがあるよね。あそこにぶら下がっている白い紙を「紙垂」というんだ。「しで」というのは「たれる」という意味の「しだれる」という言葉からきたなまえ。
1枚の紙にじょうずに切れこみを入れて折るとあの形になるんだけど、あの形はカミナリを意味しているんだって。カミナリは「イナズマ」ともいうけど、昔の人は稲とカミナリは夫婦で、稲の妻がカミナリと考えて「稲妻」って呼んだんだ。
だから神様に「お米がたくさんとれるように」とお願いをするために、カミナリの形をした紙垂をぶら下げているんだ。