生鮮食品からソムリエ、洋服の試着まで! Amazonの「もっと」便利な使い方、知ってますか? “中の人”に聞く2021年版Amazon活用術

暮らし

公開日:2021/4/15

ますます生活が充実するサービスも。テクノロジーがもたらす、驚きの買い物体験を

Amazonソムリエ

――今回、この取材をするにあたって、Amazonソムリエというサービスを初めて知りました。いつのまにこんなサービスが!?

Amazon:Amazonソムリエは、日本のAmazon独自のサービスで、メールでご相談いただくと、Amazonソムリエがお客様のニーズに合ったワインをご紹介させていただくというものです。プライム会員ではなくてもご利用いただけますし、サービス料金は一切かかりません。メールでのご相談なので、「何時までに電話しなくてはならない」ということもなく、思いついたときに気軽に使っていただけます。

 ご相談方法は、サイトの「今すぐメールで相談する」をクリックして、メールフォームに、用途、ご予算や必要な本数、味わいの好みなどを書き込み、送信していただくだけです。ご相談後、Amazonのソムリエチームからお客様の登録されているメールアドレス宛てに「こういうワインはいかがですか?」というお勧めワインのリストをお送りします。リストには、そのワインをAmazonで買える商品詳細ページのリンクも記載されていますので、ソムリエのコメントを読んでいいなと思ったら、すぐにAmazonのサイトから買っていただけるというサービスになります。

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 ご相談をお受けしているのは、全員、経験豊富なソムリエです。メールには、ご紹介するワインの産地やブドウの品種、味わいのポイントなど、ちょっとした豆知識も書き込んでくれるので、おもしろいですよ。

――実は私、このサービスを使ってみたんですよ。本当に的確、かつ詳しくて親切なお返事が返ってきて、感動してしまいました! 私、ワインの味は好きなのですが、そこまで詳しいわけではなくて……でも、ワインショップで「このぶどうの品種がおいしかった」って話すと、お店の人も「詳しいのかな?」と勘違いしちゃうみたいで、噛み合わない。なかなかお店の人に相談できず、ジャケ買いするしかなかったんです。

Amazon:私も同じです(笑)。けっきょく、「まったくわからないので、おいしいの教えてください」ってなっちゃうんですよね……ある意味、人の顔が見えないよさというものもあるのだと思います。先日、Amazon全体についてテレビでご紹介いただいたときも、外出控えを経験した今のライフスタイルの中で、「使ってみたい」というお声を多くいただいたサービスのひとつですね。

「Amazonソムリエ」の詳細を見る

――Amazonがあれば、家から1歩も出ることなく、ソムリエセレクトのワインを飲みながら、おいしいおつまみを食べ、書籍やPrime Videoの映画を楽しめるということですね……夢の国かな……? あとは、素敵なソファでもあれば……。

Amazon:家具などのご購入でも、ぜひAmazonの機能を使いこなしてください。とくに家具まわりをネットで買うとき、ありがちなのが、どういったサイズ感や色味なのかがわからない、といったお悩みです。そこで、ご紹介したいふたつの機能のうち、はじめのひとつが、ARビューというものです。

Amazon ARビュー

 ARビューは、Amazonショッピングアプリでご利用いただける機能です。対象の家具の商品詳細ページにて、「部屋に表示(ARビューで見る)」という表示をタップしてみてください。カメラが起動して、部屋の中を映すと、そこに実際に商品が置かれているような3D画像が原寸大で投影される──拡張現実(AR)で商品を見ることができるのです。「自分の部屋のこのスペースに、この椅子を置きたいな」と考えているときなどに使っていただくと、実際のサイズ感や、周囲のインテリアとの相性を、事前に確認することができます。購入前の不安を解消し、安心してご購入いただけるかと思います。置く向きを変えることもできますし、遠くに置いたり近くに寄せたりすると、サイズ感も変わりますよ。

 もうひとつご紹介したいのが、Discoverという機能です。たとえば、「テーブルを買いたいな」と思ったときに、自分の思いどおりのテーブルを検索結果に表示させるのは、けっこう難しいと思いませんか? 「テーブル」と検索しても、白いテーブルもあれば茶色いテーブルもあるし、丸いテーブルも四角いテーブルもありますよね。高さだっていろいろで、求めているテーブルは人それぞれです。

Amazon Discover

 そんなときに利用できるのがDiscoverというサービスです。Discoverのページを開いていただき、表示される複数の商品画像に対して、親指を上げた「いいね」マークか、親指を下げた「ちがうね」マークをクリックまたはタップしていただくと、表示される商品が入れ替わり、画面上にお客様のお好みに合った色やデザインの商品が増えていきます。商品詳細ページでも、「好みの商品を探す」というコーナーからDiscoverの機能を使って類似の商品を探すことができます。

――カテゴリーとして「テーブルが欲しい」「ラグが欲しい」と思っていても、「どんなものが欲しいか」は、具体的には言語化できないことってありますもんね。

Amazon:そうなんですよ。Discoverは、そういった言葉では検索しづらいものを、こうして写真を見ながら検索を進めることができるサービスです。家具のほかにも、壁掛け時計などのインテリア、キッチン&ダイニング用品等も検索していただけます。検索結果は、価格帯や色、素材などから絞り込むこともできます。また「部屋から探す」をクリックすれば、複数のお部屋の画像が現れます。好みのお部屋に映るアイテムの類似商品を探すこともできますよ。社内では、子どもと学習机を探すときに一緒に使ったという話も聞きましたね。

――家具こそ、実店舗だと品揃えも限られますしね……こんな買い物体験ができるようになったなんて、驚きました。

すべての始まりは「お客様がなにを求めているか」

Amazon:拡張現実を利用したハイテクなサービスがある一方で、実際に商品に触れていただけるサービスもありますよ。プライム・ワードローブというサービスです。

プライム・ワードローブ

――ワードローブというと、お洋服ですか?

Amazon:簡単に言うと、購入前にお洋服の試着を自宅でしていただけるサービスです。今、インターネットでお洋服を買うときは、「返品無料」「交換承ります」というショップが多くありますし、それが可能な期間もすごく長いところが増えていますよね。けれど、Amazon Fashionでの通常のお買い物も同様で、その返品交換は、たいてい請求が発生しています。ようするに、一度は買い取った状態になるということですね。

 プライム・ワードローブは、対象商品を、最大6点までであれば、請求が発生していない状態で取り寄せることができます。ご自宅での試着期間は、お荷物の配送が完了した日から最大7日間。ご自宅などの室内で、お手持ちのアイテムと合わせて、お好きなタイミングでゆっくりとご試着をお楽しみください。

 試着後は、気に入ったものだけ、「注文履歴」からの簡単な手続きで購入することができます。返送するお洋服は、配送時の箱が簡単に再閉できる作りになっており、着払いの返送伝票も同梱されていますので、そちらに入れてお近くのコンビニなどからご返送ください。その後、購入したものについてだけ代金が請求されます。試着期間の7日間が過ぎると、請求は発生しますが、そもそもAmazon Fashionは、30日間無料で返品を承っていますから、Amazonが販売発送している商品や、一部、出品者の商品であれば、今度はその期間中にお戻しいただければ、そのぶんの料金はお返しします。

――実際に着てみて、気に入ったものだけ買うという、試着室のような使い方ができるんですね。

Amazon:そうですね、「おうちに試着室が来た」という感覚で使っていただけるかと思います。ご自宅での試着のメリットは、その気になれば、お手持ちのお洋服すべてとのコーディネートを試せること、洋服屋さんの試着室と同じルールの中で試していただくぶんには、靴やカバンとのコーディネートも、好きなだけ楽しんでいただけるということです。デパートの営業時間中にゆっくりお買い物ができない人、子育て中の人も、好きなタイミングで試着ができ、時間を気にしなくていいというのは助かりますよね。

 それから、私が革靴などを買うときの使い方ですが、同じ靴のサイズ違いをいくつか取り寄せて、朝、昼、夜と履いてみるんです。足がむくむと、靴のサイズがぜんぜん違ってしまうことってありませんか? そうやって、一番履き心地がいいと思ったサイズだけを買って、残りは返送します。こんなふうに、色違いやサイズ違いで試してみたいと、同じものをサイズやバリエーションの違いで取り寄せる方もいらっしゃいますし、1点ずつ違うものを取り寄せる方もいらっしゃいます。使い方はいろいろですね。

「プライム・ワードローブ」の詳細を見る

――ただ「必要なものを買う」というだけでなく、新しく便利な経験まで買えるAmazonさんのサービスは、本当に素晴らしいなとあらためて思いました。

Amazon:Amazonにとっては、企業理念としても掲げている「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」ということがすべてなんですね。「お客様がなにを求めているか」というところから逆算して、すべてをスタートさせるのがAmazonの特徴です。そういう意味でも、これからも粛々とお客様の声に耳を傾けながら、お客様が求めているもの、世の中の流れにマッチしてAmazonとして提供する必要があるものがあれば、それを提供していきたいですね。

取材・文=三田ゆき

※記載の情報・画像は2021年3月時点のものとなります