メリットいっぱい! 洗わない、皮もむかない「野菜まるごと冷凍」は、超絶ラクちんで本当においしい
公開日:2021/4/19
健康維持のためにも野菜はしっかり摂りたい。でも買った瞬間から鮮度が失われていくのが困りもの。冷凍保存をすればいいのだけど、料理に使う大きさにカットしたり、作りおきおかずに調理したりと、手間も時間もかかるのがめんどうで、スーパーで旬の野菜が安く売られても手を出せずにいました。そんなときに知ったのがこの『野菜まるごと冷凍レシピ』(沼津りえ/主婦の友社)です。冷凍前の下処理がいらない画期的にラクちんな冷凍保存法と冷凍野菜のレシピが紹介されているとのこと。これは試してみる価値がありそうです。
皮つき冷凍野菜の皮は、水につけるとつるんとむける!
巻頭にある「基本の冷凍法」を見ると、野菜は洗わずに(汚れていたらキッチンペーパーでふき取る)、皮つきのままポリ袋に入れて冷凍庫に入れればいいらしい。えっ、これでいいの? とりあえず家にある野菜で試してみましょう。キッチンの隅にじゃがいもを発見! じゃがいもだって皮つきのままポリ袋に入れて冷凍庫へ。
翌日、凍ったじゃがいもを調理してみました。レシピは本書のp.35の「まるごと肉じゃが」に挑戦。レシピどおりに、冷凍じゃがいもを1分ほど水につけてから皮を指でこするようにすると、「つるん」というか「ぺろん」というか、皮が薄くむけていくではありませんか⁉ 出来上がった肉じゃがは、生のじゃがいもで作ったものよりも、ねっとりとした食感でこれにも驚きました。
これからは、玉ねぎのみじん切りは冷凍してからに決定!
玉ねぎが2個家にあったので、じゃがいもと同時に冷凍しておきました。冷凍玉ねぎの1個は、肉じゃがの材料になり、もう1個はみじん切りにしてハンバーグ(本書p.17)に使いました。みじん切りのとき涙が出ないと書かれていたので、検証したくなったのです。皮つきのまま水にひたしてから皮をむき、凍ったまま切ります。本当に目が痛くならないのと、生よりも細かく切れることにも驚きました。さらに、甘味が増していて、いつものハンバーグよりもおいしかったです。
冷凍だから! の新食感も試してみたい
夏においしい「なす」は、煮ると煮崩れしがちですよね。それが、本書によると、冷凍したなすだと煮崩れることはなく、噛み応えのある新しい食感に仕上がるらしい。また、冷凍トマトを凍ったまま使えば、トマトソースがシャーベット状になって、冷製トマトパスタが簡単に作れるというので、それも試してみようと思っています。