アヒルのようなかわいらしさに騙されないで! 爪に毒を持つカモノハシ/カワイイけど実はアブナイヤツなんです。⑦
公開日:2021/5/5
『カワイイけど実はアブナイヤツなんです。』から厳選して全8回連載でお届けします。今回は第7回です。
Youtubeでますます人気の「へんないきものチャンネル」書籍化第2弾! カワイイ生き物たちも、生きるために一生懸命。時に驚くほどの凶暴さやしたたかさ、あざとさを発揮するんです。そんな生き物たちの素顔に迫ります!
爪に毒のあるキメラ
謎すぎてついていけません…
カモノハシ
プロフィール
名前 カモノハシ
学名 Ornithorhynchus anatinus
分類 ほ乳類
生息地 オーストラリア
大きさ 全長約40~50cm
カモノハシはつぶらな瞳とアヒルのようなくちばし、ビーバーのような尾を持っている、可愛い要素てんこ盛りのユニークな生物ね。でもそれって、哺乳類や鳥類のような色んな特徴を持っている謎生物でもあるのよね。可愛らしい見た目だけど、オスは後ろ足のケヅメに小動物も殺すことが出来る危険な毒を持っている恐ろしい一面もあるのよ。もし刺されてしまうと強力な鎮痛剤を使ってももがき苦しむことになるから、うかつに持ち上げたりしてはいけないわね。
カモノハシはほ乳類の仲間ですが、くちばしやヒレを持っています。その不思議な見た目から最初に発見された時は、精巧な作り物だと疑われたほどでした。生き物としておかしなポイントがたくさんありますが、2020年に出された論文では、紫外線を当てると毛皮が青緑色に発光するという新能力も発見されました。