「年収がアップする食事」を教えてくれるAIが開発される
公開日:2021/5/13
一見関係が無さそうに思える「年収」と「食事」ですが、食生活と仕事は意外と関係が深いようです。例えば「株式会社シグナルトーク」は、年収アップのための食事を教えてくれるAIを開発して話題になっていました。
年収がアップする食事とは?
注目を集めたのは、2019年11月にオープンベータテストが実施されたサービス「Work Up」。食生活や生活習慣について、年収向上につながるような改善方法をAIが教えてくれるそうです。AIが参考にするのは、同社が保有する健康アプリ会員の回答や統計調査結果などの膨大なデータ。その他食事と生活改善についての約50万通りのデータをもとに、AIがディープラーニングと統計手法を駆使して解析してくれます。
同サービスで年収を増やす食事を知るためには、まずAIによるカウンセリングを受ける必要が。利用者は「はい・いいえ」で回答ができるため、初期のカウンセリングは5分程度で完了するとのことです。カウンセリングをしたAIは、様々な食事の効果を「生涯収入」に換算して表示。斬新なサービスにSNSなどでは、「発想が面白い!」「ちょっと試してみてもいいかも」「AIってこんな活用方法があるんだな」といった声が上がっていました。
また実際に試してみた人からは、「ナスや根菜が鼻づまりによくて、6万円アップするって教えてくれた」「風水みたいなものだと思ってたけど、意外とちゃんとしてる」といった感想が。そんな同サービスは2020年に正式サービスを開始し、月額9800円(税別)となっています。
「食事」と「年収」の関係性
食事と年収の関係といえば、滋賀医科大学が発表した研究結果が注目を集めていました。この中では「炭水化物摂取量と世帯収入(年額)との関連」が示されており、炭水化物を多く摂取している人ほど低収入であることが明らかに。研究結果を見た人からは、「炭水化物と年収にどんな関係があるんだろうか…」「頭がぼーっとして作業効率が悪くなるとか?」「単純に肥満で体を壊して仕事ができなくなるからなのでは?」と様々な意見が寄せられていました。
一方でこの研究データには、「原因と結果が逆転してそう」との指摘も。「炭水化物を摂取しているからお金がない」のではなく、「お金がないから炭水化物を摂取する」という因果関係なのではないかと疑問視されています。実際にネット上では「自分もお金がないけど、だからこそ腹持ちの良い炭水化物系の食事をチョイスしてる」「コスパ重視にすると、どうしても炭水化物中心の食事になるよね」といった声が。「炭水化物を摂取すると年収が下がる」と結論づけるのは、まだまだ早いのかもしれません。
とはいえ万全な状態で仕事をするためには、やはり健康を維持することが重要。食生活を見直すことでコンディションが上がれば、結果的に年収アップにも繋がるのではないでしょうか。