7月からのアニメ出演でも話題! 注目の歌手/コスプレイヤーに、自身のルーツを聞く――Liyuuインタビュー(前編)
更新日:2021/5/8
「この子は誰?」写真を見て、そう思った人は、ぜひ彼女の名前を覚えておいてください。Liyuu(りーゆう)。中国・上海出身の24歳で、日本では歌手・コスプレイヤーとして活動中。シンガーとして、2枚のシングルを発表している他、7月からNHK EテレでTVアニメがスタート予定の、ラブライブ!新シリーズプロジェクト『ラブライブ!スーパースター!!』のスクールアイドルグループ「Liella!」のメンバー・唐 可可(タン クゥクゥ)役を担当。今後、ますます注目を集めるであろうLiyuuさんは、どんな夢を抱いて育ち、現在のさまざまな活動にどのような気持ちで臨んでいるのでしょうか。2本立てでお届けするインタビューの前半は、彼女のルーツを中心に話を聞いてみました。
一番好きだったアニメは、『カードキャプターさくら』
――まずは、生年月日を教えてください。
Liyuu:1997年1月9日、24歳です。
――小さい頃のことを教えてほしいんですけど、家の中ではどんな子どもだったんですか。
Liyuu:おとなしかったです。わたしのお母さんのお姉ちゃん(叔母)に子どもがいなくて、家の中にお母さんがふたり、という感じでした。3,4歳の頃、わたしは上海に住んでいて、おばさんは広州にいたから、毎月広州に行っていた飛行機の記憶があります。
――その頃は、どういうことが好きな子どもだったんですか。
Liyuu:絵を描くことです。絵を描くことは、ずっと好きでした。テレビで放送していた、アニメとかに出てくる美少女が好きでした。上海では中国語のアフレコが入ったアニメが流れていて。『カードキャプターさくら』とか『ちびまる子ちゃん』『ドラえもん』とかです。その中でも一番好きだったアニメが、『カードキャプターさくら』です。魔法を使ったり、いろんな衣装が出てくるアニメで、すごく好きでした。主人公のさくらちゃんには親友の女の子(大道寺知世)がいて、その女の子がいっぱい衣装を作って、さくらちゃんに着てもらうところが好きです。
――子どもの頃に聴いて印象に残っている音楽、あるいは好きだったアーティストはいますか?
Liyuu:います。中国のアーティストさんですけど、大丈夫ですか? ワン・シンリンという方で、かわいくて、ビジュアルも曲も、全部が好きです。悲しい曲もあるけど、かわいくて元気な曲もあります。
――育った土地のことを訊きたいんですけど、上海のどんなところが好きですか。
Liyuu:お洒落なところ(笑)。上海は、中国の中でも、インターナショナルな街だから、外国の人もたくさんいるし、中国の国内からもたくさんの人が集まっています。日本だけでなく、外国のアーティストさんが、中国に来て最初にコンサートをするのも、上海が多いです。
――Liyuuさんも、上海に住んでいるときは海外アーティストのライブを観に行ってたりしてたんですか。
Liyuu:大学――あっ、高校の頃からです。いっぱい観ました。μ’sとかPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅさん。アメリカの方だったら、リアーナさんとか。たくさんのアーティストが集まるコンサートでは、今同じ事務所に所属しているMay’nさんや大橋彩香さんを観たこともあります。
『けいおん!』みたいな部活動と、日本の女子高生の制服に憧れていました
――小さい頃、大きくなったら何になりたいと思ってましたか。
Liyuu:小学生のときは、歌手になりたいと思っていました。でも、芸能界に行くのは難しいことだから、一度諦めました。中国では、学生のときは大学に行くためにいっぱいを勉強しなければいけくて、わたしも大学に向けていっぱい勉強していたので、歌手になる夢が一度なくなりました。でも、高校に入ってから絵を描くことを習い始めて、コスプレイヤーとしての活動も始まったし、アニメの曲のカバーもするようになりました。だから、高校生になってからは「何かできたらいいな」って、もう一度思うようになりました。
中学校の頃にアニメにハマって、高校生のときにはカバー曲がやりたくて。いろんなアニメが大好きで、アニメソングをカバーしたいという気持ちになり、カバーを始めました。3歳くらいのときから観ていた『カードキャプターさくら』は、その頃は全然日本語もわからなかったですが、歌うことができました(笑)。そして、中学生のときに『けいおん!』を観て、ハマりました。
――『けいおん!』の何がよかったですか?
Liyuu:女の子たちが、一緒に部活動をやってること。あと、曲がすごくかわいいです。
――その頃、Liyuuさんは学校の中でどんな存在だったんでしょうか。
Liyuu:小学校では、普通の存在でした。目立たなかったです。誰かの前で歌ったりしゃべったりするのも恥ずかしかったです。でも、歌手にはなりたいと思っていました。
――高校生になってコスプレイヤーの活動を始めたんですよね。コスプレって、「自分ではないものになる」ことだったりすると思うんですけど――。
Liyuu:そうですね。キャラクターの気持ちになりたい、という感じです。
――初めてアニメのキャラクターの姿になったときのことは覚えていますか。
Liyuu:キャラのようになれるのは、楽しかったです。わたしの故郷では、高校に部活動がなくて、みんな勉強ばっかりだったから、『けいおん!』みたいな部活動に憧れます。そして、日本の女子高生の制服に憧れていました。
後編へ続く(5月9日配信予定です)
取材・文=清水大輔 撮影=北島明(SPUTNIK)
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※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
<応募締切>
5月16日(日)まで
●Liyuu(りーゆう)
1997年、中国・上海生まれ。コスプレイヤーとして活動をはじめ、2018年にホリプロインターナショナルに所属。日本での活動をスタート。歌手としては、2020年1月に1stシングル『Magic Words』でデビュー。7月からNHK EテレでTVアニメがスタート予定の、ラブライブ!新シリーズプロジェクト『ラブライブ!スーパースター!!』のスクールアイドルグループ「Liella!」のメンバー・唐 可可(タン クゥクゥ)役を担当。5月23日には、Tokyo FMホールにてLiyuu オフィシャルファンクラブ「YuU Koi Days」限定イベント『YuU Koi 1st Day』と、Liyuu Talk&MiniLIVE EVENT『Liyuu with U』を2部制で開催予定。
https://liyuu0109.com/
●イベント情報
2021年5月23日(日)Tokyo FMホール
Liyuu オフィシャルファンクラブ「YuU Koi Days」限定イベント『YuU Koi 1st Day』
Liyuu Talk&MiniLIVE EVENT『Liyuu with U』
詳細:https://liyuu0109.com/topics/live-event