意外!クリスマスにショートケーキを食べるのは日本だけだった

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公開日:2021/5/18

意外!クリスマスにショートケーキを食べるのは日本だけだった

「クリスマスケーキ」の風習が根付いたワケ

 以前、ミュージシャンの宇多田ヒカルさんがTwitter上で「クリスマスケーキが日本独自のものかわからないけど、少なくとも西洋には存在しない」とつぶやいて注目を集めたことがありました。

 それに続くツイートで宇多田さんは「ヨーロッパにはすっごいずっしりしたパンみたいなケーキの伝統」があり、「日本ではショートケーキみたいなの食べるっていうと驚かれる」と解説。またケンタッキーフライドチキンを食べるのも日本ならではの風習であり、海外の人と会話する際の“良いネタ”になると語っています。

 クリスマスに関する意外な情報に、ネット上では「ショートケーキを食べるのは世界中で共通の風習なのかと思ってた…」「世界の広さを実感した。文化の違いって面白いなあ」「クリスマスケーキって日本独自の文化だったのか!」と驚きの声が上がっていました。

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 そもそも日本でクリスマスケーキを最初に発売したのは、老舗洋菓子メーカー「不二家」だと言われています。ですが実際に日本人の間で広く普及したのは戦後になってから。2016年12月に放送された『news every.』(日本テレビ系)では、クリスマスケーキが普及した背景として戦時中に統制されていた砂糖や小麦粉の解禁があったと説明されていました。さらに昭和40年代に冷蔵庫が普及したことによって、生クリームを使った現在のようなショートケーキが定番になっていったそうです。

西洋におけるクリスマスの定番スイーツ

 それでは海外の人はクリスマスの日にどんなスイーツを食べているのでしょうか? たとえばフランスでは、丸太のような形をしたお菓子「ブッシュ・ド・ノエル」を食べるのが定番。「ブッシュ・ド・ノエル」は直訳すると“クリスマスの薪”という意味で、最近では日本でも人気を集めるようになっています。

 ドイツではクリスマスのお菓子として、洋酒に漬けたドライフルーツやナッツ類を練り込んだ焼き菓子「シュトーレン」を食べるのがお決まり。またイギリスの定番「クリスマスプディング」はドライフルーツをたっぷり使ったお菓子で、濃密な食感が特徴的。

 そのほか変わり種も色々あるようで、デンマークでは「エーブレスキーバ」というクリスマススイーツが根付いています。これはたこ焼きにそっくりな見た目のケーキで、デンマークにはエーブレスキーバ焼き器を持っている家庭も珍しくないそう。

 最近では日本のイベントで海外のクリスマス菓子が販売されることも多いので、興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか?

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