「冥土の土産に…」絶対的優位に立ったと錯覚した人間が陥るパターン/明日から使える死亡フラグ図鑑①

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公開日:2021/5/21


明日から使える死亡フラグ図鑑』から厳選して全5回連載でお届けします。今回は第1回です。

Twitterで話題沸騰!「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」「馬鹿野郎! そんな化け物がいると思うか!」など、絶対死ぬじゃん! な1コマ漫画が詰まった死亡フラグ図鑑! リアリティ溢れるイラストとどこかで見た「あるある」ネタは、読めば読むほどクセになる。

明日から使える死亡フラグ図鑑
『明日から使える死亡フラグ図鑑』(茶んた/宝島社)

冥土の土産に色々教えてくれる人

明日から使える死亡フラグ図鑑

「冥土の土産にいいことを教えてくれる人」は世界中に存在する。平常時の彼らは皆一様に欲深く、疑り深く、そして計算高く抜け目ない。己の野望のためなら手段を選ばず、手を汚すことさえためらわないといったタイプだ。わざわざ他人のために時間を割いてまでなにかを教えてくれる人格者ではない。でも、なぜかそういう人間に限って、土壇場で突然「冥土の土産にいいことを教えてやろう」隠された真実を語り始める。絶対的優位に立ったと錯覚してしまった人間に共通する油断のパターン。とにもかくにも、一通り真実を話し終えたタイミングで、この「冥土の土産オジサン」はスキをつかれ、逆転劇の果てに死ぬ。この手の結末を避けたいならば、長話は控えさっさとそのトリガーを引くことだ。(知的風ハット)

お金で助かろうとする人

明日から使える死亡フラグ図鑑

あなたがもめごとを抱えており、かつあなたに明らかな非がある場合、その問題はお金を払って解決できるなら、払ってしまうのがベストだ。金銭による和解こそ、この世でもっとも早く、後を引かず、そして法に則った手段である。でも、そのセオリーは「相手があからさまな殺意をもって、こちらに銃を突きつけていない場合」に限られる。「生きるか、死ぬか」の絶体絶命の状況に陥ってから、身銭を切ったって手遅れだ。切羽詰まった相手、もしくは淡々と「殺し」を行うような相手に、一般的な損得勘定が通じるはずもない。「地獄の沙汰も金次第」ということわざがありますが、時として面子や信用、怨恨というものが金以上の意味を持つということを忘れてはいけない。(知的風ハット)

<第2回に続く>

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