“推し”がいる貴方に刺さる! 話題の青春ミステリ『死にたがりの君に贈る物語』の魅力に迫る

文芸・カルチャー

PR 更新日:2021/6/16

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死にたがりの君に贈る物語
『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社)

 著者自身の根源的な問いを内包する青春ミステリ小説『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社)が、SNSで大きな話題を呼んでいる。発売から2週間足らずで二度目の重版がかかるなど、ムーブメントを巻き起こしているが、一体どんな物語なのだろうか?

 綾崎氏といえば、かつて「第16回電撃小説大賞」の選考委員奨励賞を受賞したこともある作家。同作は、そんな彼の記念すべき40冊目の小説だ。物語は全国に熱狂的なファンを持つ謎に包まれた小説家・ミマサカリオリの訃報から始まる。そしてミマサカの熱狂的なファンだった7人の男女は、とある山中の廃校に集まった。ミマサカの小説をなぞりながら生活することで、未完になった作品の結末を探ろうとしたのだ。しかし、そこで絶対に起こるはずのない事件が発生してしまう――。

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 発売前から読書家の間で注目を集めていた同作だが、「TikTok」で15万人超のフォロワー数を誇るけんご氏が取り上げたことにより、話題は瞬く間に広がっていった。今ではネット上に、「読むしかない! 明日、買いに行きます」「小説に救われた経験のある方はぜひ読んでみてください」「好きなものには好きってちゃんと言っていこうと思いました。言葉は人の生きる理由にもなるし、死ぬ理由にもなる」「些細なきっかけで生きていてもいいんだと勇気づけられた。とても最後まで惹き付けられる話でした」「推しの創るもの、表現するモノがとても重要である…という点に至っては死にたがってる子に共感する部分が沢山あった」「自分も物語に救われることがたくさんあったし、これからもそうだと思う。感情移入しすぎてボロボロ泣いた」などと様々な反響が寄せられている。

 また5月19日(水)には、『僕は何度でも、きみに初めての恋をする』などで知られる漫画家・西崎りいちがTwitter上にPRマンガを投稿。『死にたがりの君に贈る物語』のあらすじと感想が、4ページにわたって描かれている。

死にたがりの君に贈る物語

死にたがりの君に贈る物語

死にたがりの君に贈る物語

死にたがりの君に贈る物語

 同作は、とある場面から急速に進展していったり、思いもよらないどんでん返しがあったりと、読者を飽きさせない物語構成が多くの人から好評を呼んでいるという。

 “推し”がいる人や自身の生きる理由を探している人は、ぜひ一度手に取ってみてほしい。


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