若者が使う「まじ」という言葉はいつからあった?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/6/8

【答え】江戸時代

【解説】
「まじ、ムカつく」のように使う「まじ」は、現代の若者の話し言葉の代表格ともいえるが、じつは江戸時代に使われていた古い言葉だ。江戸語の辞典によると、まじは「まじめの略、真面目・本当」などの意味で、1781(天明元)年に刊行された『洒落本 にゃんの事だ』にも、「気の毒そふなかほ付にてまじになり」などど「まじ」が登場している。この言葉は当時、主に芸人の楽屋言葉として使われていたそうだ。しかし、前述の「まじ、ムカつく」などには「超」「とても」のようなニュアンスもあり、若者たちが古い言葉を現代風にアレンジしたものともいえるだろう。

雑学総研


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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。