「へなちょこ」の「へな」って何のこと?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/6/10

【答え】粘土

【解説】
未熟な人、取るに足らない人をあざけって「へなちょこ」という。漢字では「埴猪口」と書くが、これは明治時代の新聞記者・野崎左文が言った言葉に由来するそうだ。左文が東京の神田明神脇にある料亭「開花楼(ろう)」に行ったところ、店主が作った素焼きの猪口があった。これに酒を注いだ途端、ジュウジュウと音がして泡が立ったかと思うと、酒が猪口に染みて少し減ってしまう。左文はあきれて、「見かけによらない品だな、へなちょこだ」と口にした。「へな」とは粘土(埴)。へなで作った猪口だから「へなちょこ」というわけだ。

雑学総研


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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。