私には胸をはって「好き」と言えるパパが2人います/飯窪春菜の「かわいげがなくてごめんね!」⑦
公開日:2021/7/3
私の中にくすぶる怒りをぶっちゃけるコラム連載7回目!
なのですが、今回はくすぶる怒りについてじゃなくて、「2人のパパへの想い」について書こうと思います。
つい最近、私には2人のパパがいることをラジオで話しました。
それからというもの、パパのことを聞かれることがけっこう増えたんです。
私にとっては当たり前のことだったので、予想以上の反響に驚いたし、「そうかやっぱりフクザツな家庭と見えるよなぁ」とあらためて思って。
確かにシンプルな家庭ではないかもなのですが……。私にとっては「大好きなパパが二人もいる」ってことは、どちらかといえば誇らしいことなんです。
なので! 本当ーーーーに個人的なことではありますが(笑)、今回は私のお家のことを簡単に整理して書いてみたいと思います!
※私は普段、両親を“ママ・パパ”と呼んでいるので、今回の文章でもそうさせていただきます。
小学1年生、両親が離婚し、ママについていく。(原宿・広尾)
小学2年生、シングルマザー期間。(小平)
小学3年生、ママが再婚し、飯窪春菜になる。(八王子)
高校2年生、モーニング娘。に加入し八王子を出る。
22歳、両親が離婚し、現在に至る。
めちゃめちゃザックリ、時系列と住んでいた場所です。
原宿生まれ広尾育ちを自慢していたけれど、そんなに長いこと住んでいなかったのがバレますね。(笑)
モーニング娘。現役時代は、1人目のパパの存在を明かしてはいませんでした。それはイメージがどうとかではなく、単純に2人目のパパへの配慮のためでした。
けれどママが2人目のパパとも離婚した今、もうそんな配慮をする必要もないし、私には胸をはって好きと言えるパパが2人いることを言ってみようと思ったのです。
私の家は、複雑ですが明るい家庭です。
1人目のパパは娘が芸能人になったことをへんに騒ぐようなことはしない人だったし、
離婚後も親子で自由に会わせてもらえていたし、
家族内の認識として、離婚や再婚は重く捉えるようなものではなかったし、
自分の家族というか、血の繋がらない親戚がたくさんいることを面白いとさえ思っているので、聞かれても全然嫌な気持ちになりません。
私は幸運だったと思います。
自分の家について話すとき、怒りはちっともなくて、むしろ胸をはって好きと言えるパパが2人いることを誇らしいと思えるから。
……とかいろいろ言いつつも、ぶっちゃけ私は“円満な家庭”というものに憧れているので、将来はそこを目指したいんですけどね(笑)!