年間600杯を食す、SUSURU直伝! ラーメンのお作法⑯「“冷やし系”ラーメン」がうまい名店

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公開日:2021/6/30

SUSURU

 ずる~ずる! どうも、1年365日「毎日ラーメン健康生活」のYouTuber・SUSURUで~す!

 さて、みなさんいかがお過ごしでしょうか。2021年の夏はなかなか暑いですね。天気予報を見たら“猛暑予想”とありました。体に気をつけながら、今年の夏も“ラーメン巡り”をしたいなと思うこの頃です。

 熱々のスープを楽しむのもラーメンの醍醐味ですが、この季節にはやっぱり、冷やし中華や冷やしラーメンが食べたくなるのもあるある。そこで今回は、みなさんもきっと食べたくなるおすすめの“冷やし系”ラーメンを紹介していきます!

変わり種か王道か? 夏といえばやっぱり冷やし中華!

 冷やし中華は、日本人の“夏の風物詩”と言っても過言ではないですよね。僕も例外ではなく、夏になると無性に食べたくなってしまいます。

 いくつかの決まったお店へ足を運ぶようにしていて、例えば、東北沢にある「千里眼」の冷やし中華はテッパンです。ラーメン界でも夏の風物詩とされていますが、冷やし中華の常識を覆しています。

 いわゆる“二郎インスパイア系”のお店で、冷やし中華とはいえ、目の前に出されるのは“あの見た目”のまま涼しげな1杯。味はもちろんおいしくて、ここのお店が冷やし中華を始めると「ああ、夏が来たなぁ」としみじみ思うほどです(笑)。

 同じように変わり種のお店でいえば、代々木の「麺恋処 いそじ」もおすすめ。千里眼と同じくラーメン界で夏の風物詩と言われることもありますが、チャーシューや味玉に加えて、大葉やヤングコーン、トマトものった一品は見た目にも涼しく、タレが濃厚でめちゃくちゃおいしいです。

 一方、王道の冷やし中華ならば神保町の「揚子江菜館」ですね。冷やし中華発祥のお店として知られる老舗で、ここの五目冷やしそば「五色涼拌(りゃんばん)麺」は名物になっています。

 きゅうり、チャーシュー、錦糸卵など王道の具が富士山のように盛られていて、涼しいだけではなく見た目も鮮やか。甘酸っぱいタレはどこか懐かしく、それでも、このお店でしか食べられないような味付けがされています。

油やタレには“冷やしラーメン”ならではのこだわりが

 冷やし中華だけではなく、ここ最近は冷やしラーメンも定着してきました。夏しか食べられない限定メニューを出しているお店も、けっこうあります。

 僕がまずおすすめしたいのは、綾瀬の「陽はまたのぼる」です。煮干し系ラーメンのお店ですが、夏限定の「冷やし」はぜひとも食べてほしい1杯。煮干しやいりこのダシが決め手で、昔ながらのうどんを食べているかのような安心感があります。

 そして、冷たいラーメンならではの工夫も注目してほしいところ。温度が低いため動物系ではなく植物系の油を使って固まらないようにしていて、替え玉となる和え玉も冷やし仕様になっているので、最後の最後までキンキンなまま楽しめます。

 また、この連載で何度も取り上げてきたお店なのですが、淡路町の「塩生姜らー麺専門店 MANNISH」にある「冷やし油そば」も絶品。ジュレ状のタレが麺の上に乗っかっているのみならず、ダシを固めた“ダシ氷”が入っているのが特徴です。温かいスープが一緒に付いてくるので、冷たいままで完食してもよし、途中でつけ麺風に食べ方を変えてみるのもよしで、この一品で「何度おいしいの?」とビックリします(笑)。

 温かいラーメンと比べて、冷たいラーメンはなかなか自宅で食べる機会もないかなと思います。子どもの頃は、ハムとか錦糸卵とかを入れた冷やし中華を、お母さんがよく作ってくれたなぁと思い出しつつ…。たまには、冷やし中華や冷やしラーメンを食べて、暑い夏を乗り切ってください!

<第17回につづく>

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SUSURU●毎日ラーメンをすする動画をYouTubeにアップするラーメンYouTuber。ラーメンとゲーセンが好き。