受注の見込みが外れてしまってピンチ! 上司への気まずい報告。機嫌を損ねずに切り出すにはどうしたらいい?/ビジネストラブル脱出フレーズ80
更新日:2021/7/6
理不尽なクレーム、責任の押し付け、会社と顧客の板挟み……ビジネスの現場は理不尽とトラブルに満ちあふれています。こんな時どう切り返せば…と悩んだことはありませんか?
人材育成の講師として活躍する著者の三上ナナエさんが、そんな状況を切り抜けるために覚えておきたい「モノの言い方」を、シーン別に教えます。“禍転じて福となす”ための、 明日から使えるキラーフレーズ満載です!
「やばい!! 受注の見込みが外れた! 早急に上司に報告しないと…。」そんな時、上司の機嫌を損ねずに切り出すにはどうしたらいいでしょうか?
※本稿は三上ナナエ著の書籍『ビジネストラブル脱出フレーズ80』から一部抜粋・編集しました
上司 気まずい報告
やばい!! 受注の見込みが外れた! 早急に上司に報告しないと…。
全社を挙げて期待していた新製品。本日も社内がその話題で持ちきりであったが、実は見込んだロットの半数しか受注できそうにないことを担当としていち早く確認。気まずいことこの上ないこの事態を上司に報告せねばならないが、どのように切り出すべき?
このフレーズ!01「申し上げにくいのですが、残念な報告があります。早くお耳に入れるべきだと思い、申し上げます」
「今回の新製品は現在のところ見込みの約半数のロットしか注文が取れそうもないことを現場担当者に確認しました。社内では期待が高まっておりますゆえ、早めに対応策をとらねばならないと考えます」と続きます。
ショックな話は、いきなり結論を話し出すよりも、予告になるクッションの言葉からスタートします。そして「半数しか受注が取れそうにありません…」という結果報告だけでは「じゃあどうするの?」と追及されがちなので、対応策まで伝えることが大切です。
・その原因
・進んでいないことをゴールさせるための対処
・現場で起きた変化
威圧的な上司が相手だと頭が真っ白になりますので、あらかじめこういったことを整理しておいてから報告します。
たとえベストな方法ではなくても、相談することでより良い案が出ますので、事前に自分としても何かしらの対応策を必ず用意をしておきましょう。