社内外のオンライン会議。議長の電波が悪く代役を立てなければいけない時の適任を選ぶ方法って?/ビジネストラブル脱出フレーズ80
公開日:2021/7/13
理不尽なクレーム、責任の押し付け、会社と顧客の板挟み……ビジネスの現場は理不尽とトラブルに満ちあふれています。こんな時どう切り返せば…と悩んだことはありませんか?
人材育成の講師として活躍する著者の三上ナナエさんが、そんな状況を切り抜けるために覚えておきたい「モノの言い方」を、シーン別に教えます。“禍転じて福となす”ための、 明日から使えるキラーフレーズ満載です!
オンラインでの会議中、電波の状況が悪くなってしまった経験はありませんか? 議長役の人が進行できなくなった場合、どのような提案をするのがベストなのでしょうか。
※本稿は三上ナナエ著の書籍『ビジネストラブル脱出フレーズ80』から一部抜粋・編集しました
取引先 譲り合いの回避
誰が進行する? “オンライン会議あるある”
社内外のメンバー参加のオンライン会議。議長役のPCの電波状況が悪く、いったん離脱し、しばらく待つも復旧せず。延期しようにも都合が合わず、続行することに。しかし誰が進行するのかなかなか決まらず…。
この場合どのような提案がベスト?
このフレーズ!64「今回の議題では、このメンバーの中では〇〇さんが議長の次に全体をご存じのように思うのですがお願いすることはできますか?」
もしくは「前回、〇〇さんに議長をやっていただいたので、今回は私が行いましょうか?」となります。
参加メンバーの中で議長の代役にふさわしい人がいれば、議長代理に推薦します。自分がふさわしいと感じれば、自薦もありです。譲り合ってお見合い状態になると時間もロスしますよね。議題の内容にもよりますが、議長役も決まった人がやってくれることになりがちです。ですので、メンバー同士の距離を近づけるコミュニケーションにも繫がりそうなお題を設定して、それに該当する人にお願いしてもよいでしょう。
社内のチーム同士などくだけた間柄に限られますが、例えば、
・ 今日に一番誕生日が近い人(今日が5月20日なら5月21日が一番近い人、5月19日が一番遠い人)が議長になる
・昨日の睡眠時間が一番長い人が議長になる
など、何らかの基準を設けてみる提案もありかもしれません。