“脳の食欲”に騙されるな! 食べるのは本当にお腹が空いてから/ザ・ラストダイエット⑤

健康・美容

公開日:2021/7/26

木村悠著の書籍『ザ・ラストダイエット』から厳選して全5回連載でお届けします。今回は第5回です。元WBCライトフライ級の世界チャンピオン・木村悠さんが、現役時代の健康的な減量プログラムをブラッシュアップして完成させたのが、この「ザ・ラストダイエット」。なんと90%以上ものオンライン受講生が減量に成功したといいます。4つのポイントを押さえて、無理なく理想のボディを手に入れよう。

「ザ・ラストダイエット」を最初から読む

ザ・ラストダイエット
『ザ・ラストダイエット』(木村悠/集英社)

ザ・ラストダイエットは
脳の食欲と胃腸の食欲の違いを意識する

 甘いものやコーヒー、お酒などの嗜好品を求めてしまうのは「脳の食欲」のせいかもしれません。

 脳の食欲とは「脳が」食べたいというサインを出すこと。ストレスなどが誘因となり、本来はからだに必要ないものまで飲み食いしたくなるのが特徴です。

 いっぽう、胃腸の食欲とは「からだが」本当に食べ物を求めている状態です。お腹がグ〜ッ! と鳴るのは、胃腸が食べ物を欲しがっている証拠。

 ザ・ラストダイエットでは、自分の胃腸の状態を察知し、胃腸の食欲によって食事をとる習慣を身に付けることを推奨しています。

 本当にお腹が空いてからごはんを食べる。これによって食べ過ぎを防ぎ、太りにくいからだを獲得するのです。

 野生動物を見てみてください。彼らは、胃腸の食欲に忠実に食べるから、肥満とは無縁な体型をしているでしょう?

 1か月を過ぎるころには、胃腸の状態に合わせて、食事の量や時間まで、ある程度コントロールできるようになっているはずです。

ザ・ラストダイエットは
ダイエットの全体像を把握しておく

 1か月後の目標体重は、マイナス4キロ! はじめの2週間は食生活の改善を徹底して、自分のからだを痩せやすい体質に変えることに専念します。

 体重が落ちやすくなるのは、3週目あたりから。体重計に乗るのも楽しくなってくるでしょう。自分の痩せるリズムを知って、常に目標体重を意識して過ごすことが肝要です。

 1か月がたつころには、体重計が目標値を指しているはず。

 そうです、やれば、できた! のです。愛らしい自分をしっかり褒めてあげてください。

 体質改善と食生活の習慣を獲得できれば、1か月を過ぎてからもこのダイエット・メソッドを続けてみるのもいいでしょう。2か月で5〜8キロ、3か月で10〜12キロ程度まで体重は落ちていきます。

 最終的には、体重を自分で自在にコントロールできる「第3ステージ=安定」を目指します。ちなみに、ぼくのオンラインダイエットでは、1か月目から軽い運動も取り入れて、美しいボディメイクも実現しています。

 誰もが「必ず痩せられる!」というポジティブな「痩せメンタル」で、食べながらにして一生太らないからだを手に入れる。これが、ザ・ラストダイエットの凄さ、素晴らしさです。

ザ・ラストダイエット

ザ・ラストダイエットは
「絶対に痩せる」誓いを立てる!

自分とのコンタクト・シートをつくろう
ザ・ラストダイエットの10か条

各項目をよく読んで、理解してから、自分が約束できることにチェックを入れてください。
誓いが立てられたら、約束の証として署名します。
1か月間、自分との約束を守れれば、あなたは必ず痩せます。

□白米を1日2食以上食べる
□水を1日2リットル以上飲む
□「ごはん6」対「おかず4」の割合を守る(おかずは多ければ残す)
□パンや麺類など、小麦食品をなるべく避ける
□たんぱく質は、1食1種類とする(肉や魚)
□食事は15分以上かけて、よく噛んで食べる
□1日1回はお腹をグ~ッと鳴らす
□薄味を心がけて塩分量を抑える
□アルコールを飲み過ぎない
□スイーツを食べ過ぎない

私はこの約束を必ず守り抜いて、
最後までザ・ラストダイエットをやり遂げることを誓います。

署名 ___________ 印

<続きは本書でお楽しみください>