刺激が少ないとネガティブになりがち。自転車通勤や散歩をして、体を動かそう!/まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本

暮らし

公開日:2021/8/8

仕事でもプライベートでも人間関係や言動に気をつかいすぎて、もう疲れちゃった…。私、社会に向いていないのかな。なんて1人で悩んでいませんか?

HSPは、「Highly Sensitive Person」の略で、生まれつき繊細で、刺激に敏感な人のことを表す言葉です。HSP気質はかんたんにいえば「気づきやすい人」。それはステキな「個性」です。HSPアドバイザーのRyotaさんは、自身も強度のHSP。仕事では、「自分は社会不適合者ではないか」と悩んだことも…。著者自身の体験談も交えながら、自分らしく生きる方法を一冊にまとめました。

個性をプラスに受け入れて、自分軸での生き方ができるようになりましょう!

※本作品はRyota著の『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 HSP気質を生かして、幸せになる』から一部抜粋・編集しました。

『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』を最初から読む

まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 HSP気質を生かして、幸せになる
『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 HSP気質を生かして、幸せになる』(Ryota/KADOKAWA)

外で歩くなど身体を動かしてみる

 外よりも家の中のほうが、刺激は少ないです。しかし、刺激は多すぎても少なすぎてもいけません。刺激が少ないと、ネガティブなことを考えやすくなるからです。

 ですから、徒歩や自転車での移動を増やしたり、朝や日中に散歩をしながら考えごとをしてみるなど、実際に動いて(刺激を与えて)みましょう。特に仕事でミスをした日などは、平日でも散歩してみるのです。

 刺激について考えるときは、刺激の質を考えることも必要です。たとえば、上司から叱られることは悪い刺激、気持ちが落ち込む刺激ですよね。でも、好きな相手とデートをしたり、新天地の空気を吸うのはいい刺激です。ワクワクする気持ちが混じります。

 考えごとをするのなら、いい刺激=リラックスを取り入れながら考えましょう。暗い部屋で頭を抱えて考えごとをすると、悪いことばかり頭に浮かんでメンタルが悪化してしまいますよね。

 外に出て気持ちのいい空気や日差しを浴びながら考えれば、発想も変わります。普段と違う道を通れば、頭に違う刺激が加わりますよね。もしかしたら、あなたの悩みや問題を解決するものと出会えるかもしれません。

 徒歩や自転車移動を増やすのも有効です。HSPさんは公共交通機関で疲れてしまう方が多いです。満員電車などは人の声・におい・体温などで情報過多になり、疲れきってしまうのです。一方、徒歩や自転車だとあまり気疲れしません。

 私も公共交通機関の利用を減らしています。徒歩25分圏内なら徒歩で移動しますし、2駅分なら自転車で移動します。運動不足も解消できますし、交通費の節約にもなり、一石二鳥ですね。

 仕事でミスをした日は、ミスしたことで自分を責めるでしょう。HSPさんは敏感な性格の方が多く、小さなことをいつまでも気に病み、自分を責めてしまいます。このときに刺激の少ない場所にいると、いつまでも自分を責め続けてしまいます。

 人は、暇なほうがネガティブ思考になりやすいです。

 家の中で自分を責めてしまうのなら、少し外に出て気分転換したほうが、「くよくよ」が減ります。外食したり、スポーツジムに行って運動してみましょう。行きつけのお店で愚痴を言うのも効果があります。気持ちを吐き出したほうが、ネガティブ思考から抜け出しやすくなるんです。

<続きは本書でお楽しみください>