腰がつらくなりにくい風呂掃除のコツを伝授! 腰への負担を軽減する姿勢とは…/疲れないカラダ大図鑑

健康・美容

公開日:2021/8/17

 リモートワークで腰が痛くなった、パソコン作業で肩こりが悪化した、午後になると疲れから集中できない…。あらゆる疲れの原因は、ふだんなにげなくしている動作の癖。それを直すだけで驚くほど改善するとしたら、実践したくなりませんか?

 日本のトップアスリートたちの活躍を数十年にわたり支えてきたトレーナー・夏嶋隆さんが考案した疲労回復メソッドがついに公開! 近年アスリート以上に、疲労を抱えたまま生活をしている人たちが増えていることを危惧した夏嶋さんが、実生活で実践できる疲労改善方法を伝授します。

 日々、疲れに悩んでいる方はぜひ実践してみてください。いつも行っている作業が驚くほどラクになりますよ。

※本作品は夏嶋隆著の『疲れないカラダ大図鑑』から一部抜粋・編集しました

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疲れないカラダ大図鑑
『疲れないカラダ大図鑑』(夏嶋隆/アスコム)

腰がつらくならない風呂掃除のコツ

 家事の中でもとくに労力を使うのがお風呂の掃除です。中腰になって浴槽の側面を磨いたり、しゃがんで浴槽の底を磨いたりと、無理な姿勢で掃除をしていると、どっと疲れがたまってしまいます。腰痛になる危険性が高い作業です。

 

 風呂掃除の際は、できるかぎり、立った状態か膝立ちで行なうようにしましょう。お風呂の構造的に中腰のほうが磨きやすい場合が多いですが、中腰のまま壁や浴槽の側面を磨いたりすると、腰に大打撃を与えることになってしまいます。

 立った状態か膝立ちで、正面ではなく、体の右側エリアを順番に磨いていくのが、もっとも筋肉や関節に負担をかけない磨き方です(右利きの場合)。

 またその際も、磨く位置から体が離れすぎないほうが、負担が減ります。上から自分を見たとき、体の面積をできるだけ小さくするように心がけましょう。

 

 床を磨く際は、膝立ちで、必ず片手を前について体を安定させるようにしてください。カメラの三脚と同じで、人間の体も足だけの2点で支えるより3点で支えるほうが安定します。3点で支えたスタンスの中で床を磨くと、力を入れやすいです。

疲れないカラダ大図鑑

<第8回に続く>