「失ってわかる、親のありがたみ」その黒いゴミ袋には何が入っているの……? 意味がわかると怖い4コマ

マンガ

更新日:2021/9/1

意味がわかると怖い4コマ
『意味がわかると怖い4コマ』(湖西晶/双葉社)

 寝苦しい夜が続く季節である。キンキンに冷えたビールを飲んだり、テレビを見ながらアイスを齧ったりして涼を得るのもいいけれど、夏の暑さを鎮めるものといえば、やはり「怖い話」だ。

 怖い話を扱った書籍は無数にある。そんな中で、いま話題を集めている作品がある。それが『意味がわかると怖い4コマ』(湖西晶/双葉社)だ。2020年7月に発売された第1巻は、瞬く間に重版がかかる人気作に。現在もマンガサイト「webアクション」にて連載中で、なんと累計75万PVを突破するほど読まれているという。そしてついに、待望の第2巻も発売された。

 本作に収録されているのは、日常生活のワンシーンを切り取った4コママンガ。一見、「どこか怖いの?」というエピソードもある。しかし、そこでタイトルを振り返る。意味がわかると、怖い。そう、収録されているすべての作品には深い意味が隠されており、それが明らかになるとゾッとするような恐怖が訪れるのだ。

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 この「ひとり暮らし」というエピソード。一見すると、念願だったひとり暮らしをスタートさせた学生さんが掃除に困っているワンシーンだ。ところが、3コマ目には意味深な黒いゴミ袋。そして「バラせば生ゴミで出せるのかな」というセリフ。もしかすると、ゴミ袋の中に入っているのは……? 最悪の想像をしてから2コマ目のセリフを読み返すと、なんとも言えない後味の悪さである。「失ってから初めてわかる親のありがたみ…」。