怒りは「90秒ルール」で洗い流す/マンガでわかる「自分を動かす」技術③

マンガ

更新日:2021/8/4

わかってはいるけど、「動けない」「やめられない」「続けられない」あなたへ!「自分を上手に動かす方法」を知れば、良い習慣がウソみたいに簡単に身につき、人生が思い通りになる! 精神科医ゆうきゆう氏の「心理メソッド」を人気漫画家Jamさんがマンガ化! 『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』に続いて、『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術』から全9回にわたって連載をお届けします。

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自分を動かす技術

 感情に任せた言動は、後悔をすることが多いもの。特に「怒り」は人間関係にヒビを入れ、また自分の心身にも悪影響を及ぼします。上手にコントロールしたいですね。

 脳が怒りを感じた瞬間、血中に「怒りのホルモン」が流れます。時間は約90秒。これは自動的に誘発されるプログラムなのでどうにもできません。しかし、体の反応だけを見れば本来怒りは90秒で消えるはず。それでも怒り続けている人は無意識に「怒るという選択をしている」のだとテイラー博士は言っています。

 わざわざ延長してまで怒り続けるなんて時間もエネルギーも無駄。

 だから、もしあなたが怒りにとらわれそうな時は、次のことを試してみて下さい。

 感情は抑えつけようとするとストレスになります。だからまず怒りたい気持ちを認めてあげましょう。次に「90秒だけ我慢」と意識してみましょう。10秒、20秒と経つにつれ、怒りを態度や口に出したいという気持ちが薄れていくのを感じるはずです。

 大切なのは怒りを感じても即行動しないこと。その感情は少し先延ばしにしても、「膨らんで恐ろしいことになる!」なんてことはありません。ゆっくりと延長を行なえば、冷静に今の状況を見られるようになり、その後の気持ちや行動が変わるはずです。

Point 感情の「言いなりに」ならない

<第4回に続く>