喪服(もふく)が「黒」なのはなぜ?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/8/17

【答え】明治政府が喪色を「黒」と通達したから

【解説】
「喪服(もふく)は黒」というのは現代の日本では常識だが、かつて葬儀での服装は「白」が一般的だったという。平安時代、支配者層で「黒」が広まった時期もあるが、江戸時代には一般的にも喪服は「白」が基本だった。ところが、明治時代になると、近代化を進める政府は西洋にならって喪色を「黒」と通達したため、日本古来の白い喪服は減り、黒い喪服が一般へと広がっていったのだ。

雑学総研


おすすめの動画はこちら


【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。