こどもの日の「鯉のぼり」は誰が始めた?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/8/20

【答え】江戸時代の庶民

【解説】
端午の節句と呼ばれる5月5日は「こどもの日」である。現在、男の子のいる家では、その日に鯉のぼりをあげたりするが、この風習が生まれたのは江戸時代といわれている。当時、7歳以下の男の子のいる武士の家では、戦国時代より陣地の目印として立てられていた「吹き流し」や、旗指し物として使われた「のぼり」を飾るしきたりがあった。しかし、これらを飾ることは武家にしか許されていなかった。そこで、江戸の一般市民たちはこれに対抗し、鯉の形をした吹き流しを空に泳がせて節句を祝うようになったのだ。鯉のぼりは、黄河上流の竜門をのぼった鯉は竜になるという中国の故事「登竜門(とうりゅうもん)」の伝説にちなむといわれ、男の子の立身出世を願う気持ちが込められている。

雑学総研


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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。