冠婚葬祭の「冠」の意味は?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/8/25

【答え】×

【解説】
人の一生における大事な儀式を、まとめて「冠婚葬祭」という。このうち「婚」は結婚(婚礼)、「葬」は葬儀、「祭」は祖先を祀ること(祭祀)を意味する。では「冠」とはいったい何なのか。昔の日本では、男子の場合、「元服(げんぷく)」と呼ばれる成人の儀式が行われていた。元服の年齢は一定しておらず、12〜16歳頃までの間に行われ、古くは髪を整え、冠をかぶり、大人の服を着て、幼名を改めた。また、元服して初めて冠をかぶることは「初冠」、または「加冠」と呼ばれた。「冠婚葬祭」の冠とは、この元服の冠のことなのである。

雑学総研


おすすめの動画はこちら


【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。