年上の友達と仲良くする&「自分を振り返る」ことで前向きに“自分付き合い”できる/ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール

暮らし

公開日:2021/9/11

 インスタグラムで人気の著者ゆとりOL“もち”さんが一番大切にしていることは「毎日楽しく生きたい」という思い。社会人一年目だった頃は、コンロなし・水回り共用の狭い寮暮らし。ないない尽くしの環境を面白がりつつ「毎日楽しく続けられる自炊」を研究。“もち”さんが毎日の暮らしの中でゆる~く実践している、コンビニに行くよりカンタンな自炊のはじめ方から、お金をかけないひとり暮らしのアイデアなど、自分らしく「楽しく生きる」ための小さなアイデアやルールを紹介しています。

※本作品はもち著の書籍『ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール』から一部抜粋・編集しました。

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ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール
『ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール コンロなし激せまキッチンでも幸せ』(もち/KADOKAWA)

ルール6 お母さんやお姉ちゃんと年上の友達として仲良くする

ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール

 私のひとり時間好きのルーツは、家族関係にあるような気がします。父、母、姉がいますが、子どもの頃からベッタリとした関係性ではなく、割と放任主義。4つ上の姉は一番身近な年上サンプルとして、服装からしゃべり方までよく真似をしていました。私がひとり時間が好きなのも姉の影響です。

 20代になると、母や姉をひとりの女性として見るようになってきました。姉とは私が大学4年生の時、卒業記念でモロッコ旅をしたり。母には「お母さんが私くらいの時には何を考えていた?」などとインタビューしてみたり。歳の離れた女友達のような感覚の付き合いは、なかなか心地よいです。

 さらに、自分のインスタの存在を明かしてからは、家族関係がまた少し変化して、コミュニケーションが増えた気がします。今は遠く離れた場所でそれぞれ暮らしているけれど、いつでも自分の味方でいてくれる存在があるから、ひとりで前を向いて暮らしていけるんだと思います。

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ルール7 好きな先輩の真似をする

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 社会に出ると、今まで関わってこなかった上の年代の方々と多く知り合うことができます。新入社員として会社に入り何年か過ごす中で、尊敬したり憧れる先輩がたくさんできました。「好きだなーっ」て思いながら接していると「この先輩から何か学べることはないかな?」という思いが湧いてくるようになりました。仕事の進め方や考え方は、自分の経験やスキルが追いついてないから難しい場合もあります。でも、見た目やしぐさなら真似しやすいですよね。例えば、いつも姿勢よく凜としている方がいていいなって思ったら、自分も背筋を伸ばしてみたり、会話での間の取り方が絶妙で話しやすいと思ったら、それを意識してみたり。

 人のいいところばっかり真似して取り入れたら、いつか〝最強の自分〟になれるかもしれない!? これからもいろんな人に影響されながら、変化(できれば進化)していく自分を楽しみたいと思います。

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ルール8 音声入力30秒でつぶやき日記をつける

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 私は、「自分を振り返る」ことを大切にしてます。そのためのルーティンの1つが、音声入力での日記つけ。文章を書く行為って結構力が入りますが、スマホの音声入力機能を使えば、寝転がりながら30秒で日記が残せる! 文明の利器ってすばらしい~!

 誰にも見せないから、ごくプライベートなその時の気持ちを残しています。うれしかったことはもちろん、人間関係でモヤッとしたことまで。毎日続けていくと、過去の自分がどんな気持ちでいたか、何に悩んでいたかがわかります。ネガティブな内容もいっぱい書かれているけど、それも含めて自分自身。だいぶ成長したな~と思えたり、よい振り返りになるんです。

 私のおばあちゃんは、私が生まれる前からずっと日記を書いていて、それに憧れてはじめたところもあります。紙の日記では挫折してきたゆとりっ子の私としては、つぶやくだけで続けられるこの音声日記がちょうどよいのです。

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ルール9 専用フォルダを作って他人からの褒め言葉を溜めておく

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 人から褒められるってすごくうれしいし、元気がでますよね。褒められた言葉は大切にとっておいて、何回でも読み返したい! だからパソコンの中に、「落ち込んだ時に見てね」というタイトルのフォルダを作って、色んな人に言われたりメールでもらってうれしかった言葉をストックしています。

 落ち込んだ時、自分で自分を励ますには限界があるし、慰めてくれる人が都合よくそばにいるわけでもない。そんな時にこのフォルダをそっと開いて1つ1つ読み返すと、自信がムクムク湧いてきて「また頑張ろう」と思えるのです。

 パソコンにストックし出したのはここ最近で、その前は紙に書いてかわいいビンの中に貯めていました。元気のない時に1個取り出して読むのも、おみくじみたいで楽しかったです。褒め言葉は私にとって、大事な大事なプレゼント。もらうだけじゃなく、人にも惜しみなく伝えるように心がけています。

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ルール10 未来の自分に手紙を書く

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 ハタチの夏休み。青春するぞ!と思ってバイトの休みをたくさんもらったものの、やることがなくてとにかく暇でした。「来年はスイカ割りする友達できてるかな~」「彼氏ができて実家に帰らなくなっちゃったりして?」など夢と期待に胸を膨らませているとなんだか楽しくなってきて。「そうだ、未来の自分に手紙を書いてみよう!」と思いつきました。

 時は流れ、最近それを受け取ったんです! 20歳の私から、25歳の私へのメッセージ。何を書いたかすっかり忘れているから、ドキドキしながら読んでみると、20歳の私なりに悩んだり、幸せを見つけたり、一生懸命生きていて…。すごーく元気をもらえました。当時は友達と一緒に書いて互いの手紙を保管していましたが、タイムカプセル郵便やアプリのサービスを利用するのもいいですよね。

 未来の自分に手紙を書くと、今の自分を見つめ直すことになり、やりたいことが見えてくる。次は30歳の私へ、手紙を書こうかな?

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ルール11 手帳の隅に今日のうれしかったことを書いておく

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 この習慣をはじめたきっかけは、中学生時代。先生と毎日やり取りをする連絡帳があったんです。たいていそこには、「今日は全校集会があって退屈でした」とか、事務的でおもしろみのないことを書き連ねる人が多かったんですね。でもみんなが同じようなことしか書かないと、先生もコメントしがいがないだろうなって思って、私は今日あった幸せだったことを書くようにしたんです。「通学途中に公園で遊ぶ子どもの声がかわいかった」「〇〇ちゃんがノート配るのを手伝ってくれてうれしかった」とか、中学生なりのほんとにささやかな内容です。

 最初は先生を楽しませることが目的でしたが、書いていると自分も楽しくなることに気づきました。最悪だと思った1日でも、何かしらよかったことはあって、それを探して書くことですごくポジティブになれる。この、「1日1うれしい」を見つける習慣は、高校生になった時連絡帳から手帳へと変わりましたが、今でもずっと続けています。

ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール

うまくいかない日もたくさんある…

ひとりでどうしようもなく落ち込んで、泣きたくなることも。そんな日のために自分を慰める方法を知っておくと救われます。

お気に入りたちを眺めたり、拭いたりして
旅の思い出や作ったときの楽しさにひたる…

ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール

心も体もヘトヘトに疲れて、気分転換に出かける気力もない時は、家の中のお気に入りコーナーへ。旅先で見つけたスノードームのコレクションやハンドメイドのアクセサリーなど、思い出の詰まった品々に触れて元気をもらいます。

皮膚炎がつらいのでかわいいシール貼ったらちょっと元気出た。

ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール

皮膚炎になってステロイドが手放せない自分が悲しくてつらい…。落ち込んでばかりもいられないから、シールやマスキングテープを貼ってみたら少し気分が上がりました。薬の名前がわかるよう、裏側に書いておくのがポイントです。

<第8回に続く>