週末開運にゃんさんぽ! 集めたくなる日本全国の「猫の御朱印」と「猫お守り」

暮らし

公開日:2021/9/19

日本全国ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ
『日本全国ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ』(地球の歩き方編集室/学研プラス)。

 全国各地には猫と出会える「猫神社」がたくさん。そうした猫スポットに足を運びながら、御朱印やお守り集めを楽しんだことがある猫好きさんは多いはず。

 そんな方々にぜひとも読んでほしいのが、『日本全国ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ』(地球の歩き方編集室/学研プラス)。本書では、猫にゆかりがある日本全国の神社やお寺を紹介。猫がいる神社だけでなく、猫の御朱印を頂ける神社・お寺やかわいいが止まらない猫の授与品も紹介されている。

 さらに、参拝がてら立ち寄りたい猫の聖地も知れ、運気はもちろん、「猫運」も上がりそうな内容となっている。

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個性が光る猫の御朱印にキュン!知っておきたい「猫の聖地」

 近年では、女性を中心に御朱印集めがブームとなっている。御朱印はもともとお寺で納経した時に、その証として授与されていたもの。今では「参拝の証」として気軽に頂けるようになり、全国各地の寺社には工夫を凝らした猫の御朱印がたくさんある。

 その中でも、ひときわ目を引くのが埼玉県にある「馬場氷川神社」の御朱印。社殿や手水舎が華やかに飾り付けられているこちらの神社は、御朱印もカラフル。

「バースデーケーキの御朱印」があったり、月替わりの御朱印を12ヶ月揃えると「特別縁守」が貰えたりするのもユニークだ。

 なお、「ネコの御朱印」のモデルになっているのは、社務所にいる2匹のノルウェージャンフォレストキャット。馬場氷川神社ではペットのお祓いも受け付けているそうなので、愛猫の健康を守りたい方も足を運んでみてほしい。

 また、御朱印集めを楽しみつつ、ぶらりとねこ旅もしてみたいと思っている方は岡山県の「縣主神社」へ。

 この神社の御朱印はなんと、禰宜さまが岩絵の具と筆ペンを使って描いているのだとか。

 御朱印のデザインは毎月替わり、3つのテーマの中から選ぶことができる。

 縣主神社ではミニ招き猫付きの「福招き猫おみくじ」も楽しめるよう。時折、おみくじの箱の中でネコ神職がお昼寝をしていることもあるそうなので、そうした光景に巡り合えることを楽しみにするのもよさそうだ。

 神社を楽しんだ後は少し足を延ばし、猫好きの聖地とも言われる広島県の尾道へ。ここには「猫の細道」という癒しスポットがある。

 猫の細道はアーティストの園山春二氏が作った、猫も人も暮らしやすい理想郷。ここで暮らす猫たちは大学の研究者らによって栄養管理されているため、訪れる際はそっと見守るようにしよう。

 猫の細道内には丸い石に猫の顔を描き、艮(うしとら)神社でお祓いをうけた「福石猫」が。煩悩の数と同じ108体置かれているが、ひとつとして同じ顔をしているものはないため、発見する楽しさが増す。

 猫の細道を思う存分満喫するには、絶景がすばらしいハーブ園&カフェ「ブーケダルブル ショコラティエ」のネコモチーフのスイーツを楽しんだり、3000体もの招き猫に出会える「招き猫美術館」に足を運んでみたりするのがおすすめ。

 癒され猫愛を高めながら、ぜひご利益を得てほしい。

愛猫へのプレゼントにも! 肌身離さず持ちたくなる「猫お守り」

 お守りは肌身離さず持っていたいからこそ、手放したくなくなるようなかわいい猫のお守りがほしい。そう思っている猫好きさんにぴったりなのが、神奈川県にある「御霊神社」の愛くるしいお守り。

 お守りに描かれているハチワレ猫は宮司が実家から連れてきた、名誉宮司のウッシーくん。手に取るたび笑顔になれ、なんとなく運気が上昇しそうな気がしてくる。

 また、秋田県の「忠猫神社」には缶バッジ型のお守りが。

 忠猫神社には猫の健康長寿のご利益がある「ペットお守り」もあるため、自分だけでなく大切な家族の健康も気にかけられるのが嬉しい。

 なお、動物たちの幸せを願うペット祈願を行う神奈川県の「座間神社」では「猫の鈴守り」や「ペットカプセル守」などといったユニークなお守りがゲットできるよう。

 本書には他にも、一風変わったペット用・人間用のお守りがズラリ。

 紹介されている神社の中にはペットと一緒にお参りができるところもあるので、そうした情報もあわせてチェックしてみよう。

 正しい参拝の作法も写真付きで詳しく知れる本書は御朱印ツウが大満足できるのはもちろん、これまで興味を持ちながらも御朱印集めを躊躇っていた方の背中を押してもくれる一冊。なかなか自由に遠出ができないご時世なので、できる範囲で参拝をしながら猫愛を深め、出会いや幸運を掴んでほしい。

文=古川諭香