宝くじを爆当てする手相がある…!? 高額当せんした強運手相が学べる金運アップ本
公開日:2021/10/19
確率のごく低い可能性なので普段は見逃しがちだが、私たちにはたった数百円で億万長者になれるチャンスがある。宝くじである。しかし多くの人がその大チャンスをポイっと捨てているのは、「滅多に当たらないから」に他ならない。
それでも本気で宝くじを当てようと行動して、気まぐれな神様の微笑みも手伝って、億万長者のチケットを手にする人がいるのも事実。また、億万長者とは言えないが、何回も高額当せんして小金持ちになった人もいるらしい。
もし読者の中に「宝くじ、ちょっと興味あったんだよね」という人がいたら、『宝くじを何回も当てた人、億を当てた人の手相』(けんたろう/主婦の友インフォス)という本があることを伝えたい。
令和の爆当てモンスターの手相
本書は、宝くじを何回も当てた人や、億を当てた人、15人分の手相をプロファイルすることで、読者に高額当せんするためのヒントを授ける。ただし、これはあくまで手相の本。つまりは占いであり、当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。それでも「信じてみようかな」と思った人は、本書を参考にするとよいかもしれない。宝くじを何回も当てた人や、億を当てた人の手相を、実例の写真やイラスト付きでわかりやすく解説してくれる。
たとえば、たった1年で3回の高額当せんを果たし「令和の爆当てモンスター」という異名がついた「RZ」さん。RZさんは理論派な方で、前日の当せん番号を「回号」として見て、次に当せんしそうな数字を選び出す。
この方法で何度も高額当せんを果たしたという。そんなRZさんの手相には、クールな理論派を体現するような手相が現れていた。
主要な3つの線「生命線」「知能線」「感情線」以外の線が見られないのである。さらに感情線と知能線はまっすぐ伸びており、知能線が横に走っているので「現実主義で理論派」を裏付ける。思考を武器に数字を選ぶ、選択式宝くじにはぴったりの手相だ。
このように本書では、高額当せんを果たした手相15人分をプロファイルしている。人とのつながりで開運して、年末ジャンボ1億円を当てた人。10年間外れ続けたけど、粘り強く宝くじを買い続けて約1600万円を当てた人。それぞれに宝くじ当せんエピソードがあり、それを裏付けるような手相がある。
本書を手に取れば、15人のうち自分がどの人に近い手相を持つタイプか、すぐにわかるはずである。さらにRZさんの「思考を武器に数字を選ぶ、選択式宝くじにはぴったり」のように、それぞれのタイプの宝くじ買い方アドバイスも記載されているので心強い。
金運が欲しければ「太陽線」を書き足せばいい
本書には、手相初心者のために手相解説もある。この解説を読んでいると、才能や金運に恵まれていることを示すといわれる「太陽線」に憧れるだろう。その金運が宝くじに向くのかはわからないが、太陽線を持っているだけで、なんだか人生が上向きそうだ。
さらに本書では、自分の手に太陽線がなくて嘆く人のため、朗報ともいうべきアドバイスをしている。線がなければ、自分で書き足してしまえばいいのだ。
そのやり方は、太陽線を逆末広がりの形で両手に書き入れるだけ。金運をアップさせるために、金色のペンで書くのがコツだ。宝くじを買う前に、まずは文房具屋に駆け込もう!
太陽線以外にも、感情線や知能線の書き足し方を紹介しているので、興味がある人は本書でチェックしてほしい。
このように本書は、読者に高額当せんするためのヒントを多数授けてくれる。ただし、繰り返しになるがあくまで手相の本で占いである。それでも「信じてみようかな」という人は本書を読んで宝くじを買ってみよう。その中から億万長者になる人が出る…かもしれない。
本書を読んで感じたことがある。登場する15人のエピソードを眺めていると、たとえ高額当せんしなくても、宝くじを買い続ける人生も、なんだか悪くなさそうだと思った。なぜなら彼らは、億万長者以前に、宝くじを買うこと自体が楽しそうだからだ。お金持ちになるのは、人類共通の夢。それと同時に、何かを信じて楽しく生きるというのも、幸せな生き方のような気がする。
文=いのうえゆきひろ