あなたも“冷えチェック“してみよう! 冷えが免疫を下げる理由とは?/病気にならない体をつくる こども免疫教室③

健康・美容

公開日:2021/11/18

石原新菜著の書籍『病気にならない体をつくる こども免疫教室』から厳選して全7回連載でお届けします。今回は第3回です。食生活・運動・入浴法・眠り方…今日から誰でもすぐできる。もっと強く、元気に! 病気になりにくい体を作るためには免疫を高めることが重要です。免疫力は、食生活や運動などで、高めることができます。医師の父から指導を受けた“一生使える健康習慣”を、自らも医師となり、子を育てる母となった新菜先生が、子どもたちに向けて、わかりやすく解説します。

病気にならない体をつくる こども免疫教室
『病気にならない体をつくる こども免疫教室』(石原新菜/日本実業出版社)

あなたは冷えていませんか?
“冷えチェック”をやってみよう!

□ふだんの体温が36.5度未満

□顔色が青白かったり、薄茶色をしている(顔色が悪い)

□すぐ熱が出る、いつも鼻水をたらしている、ふだんからおう吐しやすい、下痢をしやすい、中耳炎になりやすい、カゼをひきやすい

□手足が冷たい

□おなかをさわると冷たい

□貧血がある

□疲れやすく体力がない、いつもだるい

□寝起きが悪い、いつも眠そうにしている

□夜中に何回も目が覚める

□落ち着きがない、かんしゃくを起こしやすい

□車や電車などで乗り物酔いしやすい

□湿疹、じんましん、ぜんそくなどがある

病気にならない体をつくる こども免疫教室

ポイント 免疫を維持するためには、体温36.5度以上を目指しましょう。

36.5度 健康で免疫も高い状態
36.0度 体をブルブルとふるわせて体内で熱をつくろうとする状態
35.5度 長期的に続くと「排泄機能の低下」「自律神経失調症」「アレルギー症状」などがあらわれる
35.0度 がん細胞がもっとも増殖する体温
34.0度 水におぼれたときに生命回復できるかどうかギリギリの体温
33.0度 冬山で遭難したときに凍死する寸前、幻覚が出てくる体温
30.0度 意識を消失する

健康で免疫がほどよい状態は体温36.5〜37度

病気にならない体をつくる こども免疫教室

病気にならない体をつくる こども免疫教室

おばあちゃんに「あなたの体温は低いわね」っていわれたよ。ママが子どもだったころより低いんだって。

病気にならない体をつくる こども免疫教室

どれどれ何度かな? 35.8度……、冷え冷えですね。冷えてると自分が気がつかないうちに体の中がジワジワとダメージを受けるの。それが「冷え」のこわさなのよ。