理・美容室の定休日はなぜ月曜が多い?/大人の博識雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/11/17

【答え】かつて月曜は休電日だったから

【ポイント】
会社や学校は土日休みが基本なのに、理容室や美容室の多くは月曜が定休日。その理由の一つに、普段働いている人が行けるのは週末ということがあるが、ほかにも理由があるという。第二次世界大戦前後の日本は、石炭不足や渇水などから電力供給が追いつかず、電気の使用制限だけでは対応できないため、「休電日」と呼ばれる、電力供給を停止させる日を設けていた。業務上、電気をたくさん使う理容室は、その休電日に合わせて定休日を設定していた。その休電日が月曜だったのである。ちなみに、関東では休電日が火曜だったため火曜定休が多く、東京も、都が定めた「適正化規定」に基づき、火曜定休が主流となっている。

雑学総研


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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。著書に『誰も書かなかった 日本史「その後」の謎』『誰も書かなかった 世界史「その後」の謎』『雑学大王 日本史編』(以上、中経の文庫)がある。