小学生が好きな本でムーブメントを起こす「こどもの本総選挙」×ドナルド・マクドナルド・ハウス×丸善ジュンク堂の新たな取り組みとは?
更新日:2021/11/17
いま日本で“選挙権”が与えられているのは、18歳以上の人々である。しかし18歳未満の子どもたちにも、「良い」ものは「良い」と発言する権利や、好きなものを広げたいという気持ちはあるはず。そんな子どもたちの“選挙デビュー”を、さまざまな企業が後押している。
今年も「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」が2021年5月5日~2021年9月10日の間で実施された。同イベントはNPO法人こどもの本総選挙事務局の主催で、小学生を対象に一番好きな本への投票を呼びかけ、選ばれた本のランキングを子どもたちと発表するイベント。3回目の開催となる同イベントの結果発表は、2022年2月を予定している。
第1回目の結果発表時には、子どもたち自身が選んだ本の作者を表彰し、選ばれた作品は3000店舗以上の書店で大々的に展開された。2月に予定されている結果発表でも、子どもたち自身がムーブメントを巻き起こすことが期待できるだろう。
また、こどもの本総選挙と日本マクドナルドがコラボレーションし、2020年からは、“選挙デビュー”とともに“募金デビュー”もできるシステムに進化。小学生の投票1票につき1円が、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に寄付されることになった。さらに今年は、丸善ジュンク堂書店も支援に賛同。丸善ジュンク堂74店舗に「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の募金箱を設置し、11月30日(火)まで募金活動に協力している。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、高度小児医療を行う病院に隣接されている施設。入院している子どもと、その家族に“第二の我が家”を提供する目的で誕生した。ハウスは1人1日1,000円で利用することができ、自炊できるキッチンやプライベートが守られたベッドルームなどが完備されている。
「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」に参加した子どもたちは、好きな本へ投票する際、病気と戦っているまだ見ぬ“友達”へエールを送った。もしも丸善ジュンク堂に足を運ぶ機会があるなら、ぜひ店頭レジの近くに設置されている募金箱に目を向けてみてほしい。
さらに11月21日(日)にはチャリティキャンペーン「マックハッピーデー」も開催。この日にいずれかの「ハッピーセット」を購入すると、1セットにつき50円が「ドナルド・マクドナルド・ハウス」へ寄付されるという。子どもたちへ“助け合い”の募金を広めるために、21日はぜひ「ハッピーセット」を買いに行ってみてはいかがだろうか。