『ドラえもん』「最高にエモい…」のび太が訪れたおんぼろホテル『つづれ屋』の正体は?

アニメ

公開日:2021/12/4

ドラえもん
『ドラえもん』1巻(藤子・F・不二雄/小学館)

 2021年11月27日(土)のアニメ『ドラえもん』では、2本目のエピソードとして「オンボロ旅館をたて直せ」を放送。物語の舞台となった“HOTEL つづれ屋”に対し、なぜか視聴者たちからは「最高にエモい…」といった反響が相次いでいた。


 話題の渦中にある“つづれ屋”とは、成り行きでのび太が立ち寄った古いホテルのこと。ホテルの主人が1人で経営しているのだが、部屋も汚いうえお風呂のお湯すら出ない状態。聞けば客が来ないためお金がなく、ガスも電気も電話も止められているらしい。

 そんな状況に同情したのび太は、つづれ屋を立て直そうと奮闘する展開に。ドラえもんの協力もあったおかげでつづれ屋は大繁盛となり、物語は円満な形で幕を下ろすのだが――。

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 じつは今回の舞台となった“つづれ屋”は、藤子・F・不二雄の近未来SF作品『21エモン』にも登場する。同作はおんぼろホテルの跡取り息子・21エモンを主人公にした作品で、そのおんぼろホテルというのが“つづれ屋”であった。

 しかも同話のラストには、つづれ屋の主人の息子・十九えもんが登場。21エモンは21代目の跡取りであることから恐らく彼は19代目、つまり21エモンの祖父ということに。そのため今回のエピソード=21エモンの祖先の話と考える人が続出し、SNS上に「ドラえもんたちが助けてなかったら、21エモンの世代までつづれ屋は続かなかったかもしれないのか」「なかなか感慨深い」などの声が広がっていた。

 つづれ屋の“その後”を知りたい方は、ぜひ『21エモン』を読んでみては?

アニメ『ドラえもん』
原作:藤子・F・不二雄
脚本・制作協力:藤子プロ
出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一 ほか

公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/