『サザエさん』少女漫画に夢中のカツオに、波平がかけた言葉とは?「後世に残したい名作」
公開日:2021/12/19
12月12日に放送された「サザエさん」では、The昭和の頑固親父として知られた波平が、カツオにかけた言葉が話題に。ネット上では「令和って感じ」「後世に残したい名作」などと反響があがっている。
そのエピソードは「はがゆい物語」。少女マンガの続きが気になり、夕飯がすすまないワカメ。カツオのクラスの女子たちもその漫画に夢中で、カツオも勧められるが、「戦いもスポーツもないマンガなんて面白くないもん」と読む気がしない様子。しかし偶然、ワカメが置いていたその漫画を読むと、すっかり夢中になってしまう。
その後、登場人物の恋路が気になって仕方がないカツオ。しかし同級生たちには言い出せず、「僕もみんなと一緒にあのカップルの幸せを祈りたいのに…」と悩む。放課後、マンガの発売日ということで、花沢さんたちは書店へ。一方のカツオもいち早く読みたいがために、足早に帰宅。ワカメの姿を探すが、ワカメはすでに読み終わり、そのまま友人に貸してしまったとのことで、カツオはショックを受ける。
その夜、家族から物語の展開を聞かれたワカメが明かそうとした瞬間、カツオはついに「言わないで! 僕も読むのを楽しみにしてるんだ~!」と制す。早く言ってくれればよかったのにと言うワカメに対し、カツオは「だって恥ずかしいじゃないか。女の子向けのマンガだし…」と照れ気味。するとフネは「面白いと思ったなら素直に楽しんだらどうだい?」とアドバイスを送り、波平も「カツオ、面白いものに男の子も女の子も関係ないぞ」と考えを明らかに。このアドバイスに、カツオも「みんなに正直に言って、話に交ぜてもらうよ」と、性別関係なく、好きなものは好きだという素直な気持ちを学ぶのだった。
視聴者からは、「面白いものに男の子も女の子も関係ない」と明言したフネや波平の言葉に対し、「名言頂きましたッッ!」「昭和の父代表がジェンダー問題に言及してて良かった」「少女漫画読みたいカツオの話よかったな 令和って感じだった」「現代のジェンダー問題に繋がっているような気がした。 昭和な磯野家と令和のジェンダー問題… ギャップすごい」「後世に残したい名作だった」などと反響があがっている。
こうした「アップデート力」がまさに「国民的アニメ」と呼ばれるゆえんかもしれない…。
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