悩みのドツボにハマる…。だけど、悩んだ日々も報われるときがくる!/しいたけ.のやさしいお守りBOOK

暮らし

公開日:2021/12/28

闇の中でもがくことが、なぜ大切なのか

 なぜ、人は悩むのか。

 それは、プライドがあるからです。

 

「ここだけは引けない」というプライドがあり、「こんな自分を許せない」と思うプライドがあり、他人から見れば取るに足らないことでも、どうしても譲れないプライドがある。そして、プライドがうまく解消されないと、そのプライドは「悩み」となって、いつのまにかあなたの心の片隅に体育座りをしています。

 悩みはちょっとしつこいときもあるし、疲れているのに喧嘩をふっかけてくることもあるし、そして「お隣の○○さん、インスタグラムの“イイね”数があなたよりも多いみたいよ」とたまに余計なことを教えてきたりもします。だけど、誰よりもあなたが幸せを感じていけるように、いろいろと一緒になって考えてくれるやつなのかもしれないです。

 この本は18のカラー心理学によって「光サイド(ポジティブな自分)」と「闇サイド(ネガティブな自分)」を明らかにし、「自信をなくしたとき」「悩みのドツボにハマったとき」、どう自分を守り、自分らしさを取り戻し、明日を見ていけるかについて書きました。

 読み終わるころに、悩みの見方が変わることがあったり、相変わらず憎らしいやつにしか感じられなかったとしても、「もうちょっとこいつと喧嘩をしていってもいいかもしれない」と思ってもらえたら、筆者としてこれに勝る喜びはありません。

 

 自分なりに戦ってきた人、あるいは、なんとかしようともがいてきた人は、いい結果が出ないときに当然凹んでしまうし、ネガティブになるでしょう。

 でも、結果も大事かもしれないけど、「もがいた日々」「自分の出し方がうまくいかない。どうしたらいいのかわからない日々」「自分なりにいっぱいやった日々」「最後は怖くなって逃げてしまったけど、もうちょっとこうすればよかったという後悔の日々」など、一生懸命向き合った日々があったことを忘れないでください。

 未来なんて勝手につくられていくんだから。

 未来よりも大事なことは、今日まで一緒に戦ってきた自分自身や、自分とともにあった弱気なネガティブ、そして、ぶつぶつ言ってくる悩みを見下したり、汚したりしないこと。

「私なりによくやったよ」と1割のフォローは忘れないこと。負けることがあっても、いい顔つきでいる人って、けっこうカッコイイから。

 

 今日からもまた、きちんと自分の中のネガティブとつき合っていきましょう。もちろん、ときどきはちゃんと無視をしたり、気晴らしに出かけたりしながら。

しいたけ.

<第2回に続く>

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