腰痛につながる“下腹ぽっこり”を解消! 「バイシクルデッドバグ」で腹筋を集中エクササイズ/やせ筋トレ 姿勢リセット
公開日:2022/1/19
「痩せたいけれど、きつい運動や筋トレはちょっと…」という、身体を動かすのが苦手な人は意外と多いのではないでしょうか。ダイエットしているのになかなか痩せない…じつはそれ、姿勢が原因なんです!
テレビ番組でも取り上げられ、累計部数は2020年時点で50万部を突破している、とがわ愛さんの「やせ筋トレ」シリーズ。わかりやすいイラストで悪い姿勢をリセットする『やせ筋トレ 姿勢リセット』から、運動が苦手な人でも簡単に続けられる筋トレをご紹介いたします!
※本作品はとがわ愛著の書籍『やせ筋トレ 姿勢リセット』から一部抜粋・編集しました。
腹筋集中でペタンコお腹に!
バイシクルデッドバグ
TARGET:腹横筋・腹直筋
[目標回数] 左右合計10回×3set
[インターバル] 1分
①
②
③おへその位置を保ったまま、鼻から息を吸いながら右脚を元の位置に戻します
これで1回!
④次は息を吐きながら左脚を伸ばしていきま~す
最も伸びた状態で息を止めて、2秒キープしたら①に戻します
これで2回!
①~④を繰り返して左右合計で10回、インターバルを1分はさんで、3セット繰り返します
お腹のインナーマッスルである腹横筋は、呼吸を使って鍛えます。
ポイントはお腹で脚を支えること。②で床から腰が浮かない範囲で脚を伸ばしてキープしましょう。肋骨を締めるように息をしっかり吐き切ると、お腹に力が入りやすくなって、脚を支える感覚がわかるはず!
腰が床から浮いてしまうと、負荷が抜けるだけでなく、腰も痛めてしまいます。
腹横筋だけでなく腹直筋も使うので、腹筋の強い私にとってもキツい種目です。2セット目から腹横筋にビリビリくるのを実感します! 呼吸の効果で、脂肪燃焼効果も♡
姿勢が悪いとよく眠れない!
眠りが浅い、寝つきが悪い、寝ても疲れがとれない…。あなたの睡眠の質、下がっていませんか? 睡眠には、自律神経が大きな影響を与えています。一般的に人の体は日中は体を活動・興奮モードにする交感神経が優位になり、夜はリラックス・修復をつかさどる副交感神経が優位になります。このリズムが崩れると、夜になっても体がリラックスモードになれず、睡眠の質も悪くなってしまうのです。
実は呼吸も自律神経と深い関係があり、吸うときに交感神経が働き、吐くときに副交感神経が働きます。ところが姿勢が悪いと肋骨が固まり、息を吸ってばかりでうまく吐けずに、交感神経が強く働いたままになってしまうのです。
本書のエクササイズの、息をしっかり吐いたり、途中で呼吸を止めるといったプロセスには、日常生活での「息を吸いすぎる」クセを改善する意味もこめられています。
姿勢をリセットして、しなやかな肋骨を手に入れ、深い呼吸ができる体を手に入れましょう。睡眠の質もよくなってきますよ!