狙え好条件のイケメン! 37歳美女が挑む本気の婚活記!『婚活バトルフィールド37』/マンガPOP横丁(93)

マンガ

公開日:2022/1/14

婚活バトルフィールド37
『婚活バトルフィールド37』(猪熊ことり/新潮社)

 理想の相手を見つけ、幸せな結婚を目指す「婚活」。結婚願望のあるはりまとしては、かなり興味のあるテーマだ。今回ご紹介する『婚活バトルフィールド37』(猪熊ことり/新潮社)は、ある女性の婚活を描いた作品であるが、これが結構他人事ではない。明日は我が身といってもいいくらいのリアルがここに描かれているのだ。

恋愛は最強の37歳の美女が婚活に挑戦!しかし彼女に待ち受けるのは意外な「壁」

 派遣社員の赤木さんは先日彼氏のタカシと別れたばかりの37歳。その美しい容姿と絶えない彼氏の存在に、他の女性社員から羨望の的だったのだが、そんな赤木さんは同僚には内緒で婚活に挑む決心をする。訪れたのは銀座の婚活パーティー会場。ここに集うのは、赤木さん垂涎の「3高」、高身長(&イケメン)・高学歴・高収入という非常にハイスペックな男性のみ。モテに関しては困らなかった赤木さんはほかの女性参加者を自身のモテカウンターを使って分析。結論は、勝利確定! そこには、社内では超地味な同僚青島さんの姿も……。いざ戦いへ挑む赤木さん。自分の理想に当てはまらない男性にはわかりやすいほどの塩対応、逆に狙った男性には徹底的にアピール! 十分な手ごたえを感じ、自分へ最終的に寄ってくると自信は崩さなかった。果たしてその結果は……見事に誰もやって来ず! 絶望する赤木さんに、青島さんから衝撃的な一言を食らう。それは、「婚活は若いほど有利!」という「年齢の壁」があるという事実だった! ショックを隠せない赤木さんは、婚活歴8年という青島さんとともに、自分の最強の武器である容姿で理想の相手を探すべく、さまざまな婚活の戦場へ出向くのであった!

恋愛とは一転して婚活は大苦戦!? 赤木さんから次々と露呈する「負け要素」とは?

 恋愛とは事情が違うことを初陣で感じた赤木さん。まずは年齢の壁の洗礼を受けるという苦い婚活デビューとなった。しかし赤木さんが失敗した理由はそれだけではない。実は目も当てられない負け要素があった。それは先ほど少しだけ触れた、「理想ではない相手への塩対応」だ。パーティーや、合コン、マッチングアプリにお見合い……赤木さんはこの姿勢を貫きこれらの婚活に挑んでいくが、まさに教科書のような「ダメなお手本」を見せてくれる。今後婚活をお考えの方にはありがたい対策本となるかも!?

 そんなこんなで、はりまは今日も記事とPOPを書いている日常のウラで、年齢の壁が地味に高くなっていくのでした……。POPに私の焦りと願望の強さが乗っちった。テヘッ。

マンガPOP横丁

文・手書きPOP=はりまりょう