中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から厳選して全6回連載でお届けします。今回は第1回です。真熊と鮭が営む夜だけひっそりと営業する一軒の甘味処。そこで提供しているのは、温かいお茶と甘いものが一品のみ。仕事が上手くいかず落ち込む夜、愛する人を想い寂しい夜など、今夜も疲れて泣きたい人々が迷い込む…。『泣きたい夜の甘味処』は、優しい甘味が心を癒し、お店を出る人をちょっと元気にしてくれる、温かくて少し切ない珠玉の物語です。疲れ果てたビジネスマンが、寒い冬の帰り道、夜中なのに開いている甘味処をみつけたビジネスマン。お店に入ると出されたのは、懐かしい感じのドーナツで…。
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>> 夜にドーナツ…?