日本のプロ野球投手の最多連敗記録は?/大人の最強雑学クイズ
公開日:2022/1/21
【答え】28連敗
【解説】
日本のプロ野球に、「28連敗」という不名誉な記録を残した選手がいる。1953(昭和28)年に大洋松竹ロビンズに入団した左腕、権藤正利(ごんどうまさとし)投手だ。1年目に15勝をあげて球団初の新人王を獲得した期待のホープだったが、華奢な体つきでスタミナがなく、胃腸も弱く、さらには制球難に悩まされていた。そんな権藤投手は、3年目からスランプに陥る。1955(昭和30)年4月30日の中日戦で敗戦投手になると、そこからまさかの11連敗。7月7日には連敗をストップするも、9日の広島戦でリリーフ登板して敗戦投手に。ここからさらに8連敗してシーズンを終えた。そして翌年も立ち直ることなく連敗は21に延び、その翌年も6月2日の阪神戦まで負け続け、ついに28連敗となった。だが、7月7日の巨人戦で奇跡が起こる。先発した権藤投手は自らタイムリーを放ち、4安打に抑えて完封勝利したのだ。味方ナインは総出で権藤を胴上げして祝福、相手ファンまでが拍手を送り、球場はまるで優勝したかのような熱気に包まれたそうだ。
雑学総研