面白くってやめられない 英語の雑学 (中経の文庫 い 6-1)

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【答え】昔あった競馬場の呼び名にちなんで

【解説】
よくいわれるのは、1921年に書かれたある競馬の記事の中で、ニューヨークの競馬場をBig Apple と形容したのが始まりだとする説です。当時ニューヨークの競馬場は、巨額の賞金が出ることから「賞＝リンゴ」を連想させたといわれています。その後1920年代後半になると、Big Apple という呼び名がジャズ・ミュージシャンたちの間で使われるようになりました。当時、彼らは演奏で稼ぐお金のことをappleと呼んでいたのですが、彼らが大都市ニューヨークに集まるようになってから、街自体の呼び名になったそうです。さらに、1970年代に行なわれたニューヨーク観光を促進するキャンペーンでこの言葉が使われたことで、一般に広まりました。

【easy のトリビア】
ニューオーリンズは、Big Apple にちなみ、Big Easy と呼ばれています。当時、ニューヨーク同様にジャズ・ミュージシャンたちが多く集まり、彼らにとって暮らしやすい場所であったことから easy という言葉が使われるようになったといわれています。