ギネスブックの“Guinness”とは何のこと?/食べ物の英語雑学クイズ
公開日:2022/2/1
【答え】ギネスビールの醸造所
【解説】
なんと、アイルランドのビール「ギネスビール」のメーカー、「ギネス醸造所」のことです。1951年に当時の代表取締役、ヒュー・ビーバー氏が狩りに出た際、「ヨーロッパで最も速く飛ぶ猟鳥は、ヨーロッパムナグロとライチョウのどちらか」と、仲間と議論しました。これをきっかけに思いついたのが、世界一の記録を集めた本の出版。彼は、ロンドンで情報調査会社を営んでいたノリス・マクワーターとロス・マクワーターという兄弟に、情報を集めるよう依頼しました。そして、1955年8月27日に発行された『The Guinness Book of Records』(ギネスブック)は、その年のクリスマスを迎えるころにはベストセラーになったのです。その後2005年に『Guinness World Records』に改名し、現在に至ります。
【『Guinness World Records』のトリビア】
イギリスのギネス・ワールド・レコーズ社によって、「ギネス世界記録の日」と称したイベントが、毎年11月に世界各地で行なわれています。この日は多数の参加者がこぞって記録の塗り替えに挑戦しています。ギネスブックの載っている世界記録の中には、珍記録も多数あります。たとえば「耳で2階建てバスを引く記録」や「学校の全校生徒でいっせいに蘇生訓練を行なう記録」などです。そんな中、実はギネスブック自体もギネス世界記録に登録されています。その記録とは、「世界で一番売れた本」。37ヶ国語に翻訳され、通算1億冊以上売れた本として、その記録が登録されているのです。