面白くってやめられない 英語の雑学 (中経の文庫 い 6-1)

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【答え】難問を突破する鍵

【解説】
『アリババと四十人の盗賊』の話をご存知でしょうか？ 有名なアラビアンナイトに出てくる話ですが、その中で主人公が「開け、ゴマ」と唱えて、洞穴の扉を開けるシーンがあります。英語の open sesame は、この物語が起源だといいます。栄養豊富なゴマ、小さい実に秘められたパワーの大きさから、このような使われ方をするようになったのでしょう。

【sesameのトリビア】
ゴマが登場する伝説は、世界各国にあります。神が世界をつくったときにゴマから作ったワインを飲んだというアッシリアの言い伝えや、ゴマが永遠の象徴として登場するヒンドゥー教の話など。そんな古い伝承が多い中、アメリカの放送番組『セサミストリート』もそのタイトルにゴマを使っていることに気づいていましたか？ このセサミもアリババの物語が由来で、子どもたちに新しい世界や知識の扉を開いてほしいとの願いから、セサミという言葉をタイトルに用いたといわれています。