中華料理の調味料「XO醤」。“XO”の由来は?/食べ物の英語雑学クイズ
公開日:2022/2/16
【答え】コニャックの等級
【解説】
XO醤(エックスオージャン)は1980年代の香港、ペニンシュラ・ホテルで誕生し、その後世界中に広まった調味料で、おもに広東料理に使われます。XO はフランスのブランデー、コニャックの等級に由来しており、Extra Old を意味する高級品です。醤はソースのこと。つまるところXO醤は「最上級のソース」という意味になります。
【XO のトリビア】
コニャックの等級は貯蔵年数で分けられます。「V.O.」→「V.S.O.」→「V.S.O.P.」→「V.V.S.O.P.」→「X.O.」→「ナポレオン」の順に古くなり、ランクが上がります。XO という言葉は、香港では豪華さやプレミア感を出す目的で、商品名などによく使われています。ちなみに、XO醤の中に、名前の由来であるコニャックは入っておらず、ショウガや唐辛子、ニンニクのほか、干しエビ、干し貝柱、金華ハムなど、多くの食材が入っています。