DJ松永さん、ヒコロヒーさんも登場!『ダ・ヴィンチ』最新号「ラジオ」特集紹介!
更新日:2022/2/16
2022年2月4日発売の『ダ・ヴィンチ』2022年3月号では、今、改めて人気が高まっているラジオに注目し、「わたしたちだけが知る秘密基地 ラジオが紡ぐ合言葉」と題した特集が組まれた。本記事では24ページにわたる本特集の見どころをピックアップして紹介する。
まず注目は朝井リョウさんとDJ松永さん(Creepy Nuts)の対談。大の仲良しであるふたりは、ラジオ談義に花を咲かせた。そのなかで、『朝井リョウ・加藤千恵のオールナイトニッポン0(ZERO)』『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(ともにニッポン放送)のパーソナリティを務めた朝井さんは、ラジオをやりたいと思っている芸人も多いなかで、自分がラジオ番組を持っていてもいいのだろうかと悩んでいた時にDJ松永さんから「ラジオって誰のものでもないよね」と言われたことが印象的であったことを明かす。一方、DJ松永さんは『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)でラジオパーソナリティを担当しているほか、ここ数年でテレビに出演することが多くなったことで気付いた、それぞれのメディアの異なる魅力を話した。
また、TBSラジオの人気番組『ハライチのターン!』からは岩井勇気さん(ハライチ)と、岩井さんが愛読しているという、マンガ『さんかく窓の外側は夜』のヤマシタトモコさんの対談が実現。『ハライチのターン!』とヤマシタさんの作品の魅力の話のほか、岩井さんはラジオの内容で心がけていることを、ヤマシタさんはマンガの登場人物が使う言葉の使い分けなどをお互いに語った。
そして、「全てのメディアのなかでラジオが一番好き」と話す『ストロベリーワンピース』(ラジオアプリGERA)のパーソナリティであるヒコロヒーさんはマンガ『凪のお暇』などで知られるコナリミサトさんと対談。コナリさんもラジオにハマっていることもあり、お互いに思うラジオの素晴らしさ、同じ番組を聴き続けることでパーソナリティの人生や価値観を味わう醍醐味を話した。また、ふたりとも『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)を聴いており、安住さんがラジオだけで見せる「ヘンな部分」の話で盛り上がる展開も。
また、ラジオとエッセイにまつわるインタビューでは、テレビ東京の元社員で、現在はフリーのテレビプロデューサーとして『ゴッドタン』『あちこちオードリー』(ともにテレビ東京)などを手掛ける佐久間宣行さんが登場。佐久間さんは学生時代にニッポン放送の入社試験を受けたことがあるほどのラジオ好きであり、2019年からは『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めている。「面白いエッセイを書く芸人のラジオは面白い」という持論を持っている佐久間さんは、「エッセイは独自の目線で日常を切り取るから、エッセイが面白い人はラジオも面白い」と語った。インタビュー内では、パンサーの向井慧さんをはじめ、ラジオ番組が面白い芸人に対する今後の執筆活動に対する期待の言葉を寄せた。そのほか、自身のラジオ番組への向き合い方、エッセイとラジオの違いについて語った。
上記対談、インタビューの他、人気ラジオのスタッフやリスナーが選んだ、パーソナリティの心に残る言葉、ジェーン・スーさん、高田純次さん、ゆとりっ娘たちのたわごとがお悩みにこたえる「ダ・ヴィンチ出張版 お悩み相談室」、加藤千恵さんの書き下ろし小説「一度きりの夜」のほか、ラジオにまつわる本を紹介した「ラジオブックガイド」、本をテーマにした「全国ラジオ番組MAP」など盛りだくさんの内容となっている。
日頃からラジオにハマっている人、また、ラジオを聴いていない人にとっても2022年3月号の『ダ・ヴィンチ』がラジオの奥深い世界に導いてくれることであろう。
文=やきそばかおる