初めて会った犬の頭をなでるのはNG! 犬に警戒されないなで方、教えます/愛犬との絆がぐーっと深まる本
公開日:2022/3/3
コロナ禍や在宅ワークの導入などで、おうちにこもりがちな昨今。息が詰まる毎日の中、かわいい愛犬に癒されている人も多いのではないでしょうか? しっぽを振る意味は? ここは撫でられたらうれしいの? 飼い犬を好きになればなるほど、“もっと気持ちが知りたい!”と思いますよね。
今回ご紹介する『イラストでわかりやすい! 愛犬との絆がぐーっと深まる本』は、そんな飼い主さんの気持ちに寄り添う1冊。現役ドッグトレーナーでペットフード販売士、ご自身も愛犬と暮らしているゆきさんが、犬の飼い主さんが抱きがちなあるあるお悩みに、イラスト満載でわかりやすく答えます。
読めば今以上に愛犬の気持ちに寄り添って接することができ、愛犬ともっと仲良くできるかも!?
※本作品はゆき著の書籍『イラストでわかりやすい! 愛犬との絆がぐーっと深まる本』から一部抜粋・編集しました
初対面で頭をなでるのはダメ!?
急に触ると警戒する!
初めて会ったばかりの犬の頭をヨシヨシとなでるのは間違った接し方です。見知らぬ人に突然触られることが苦手な犬は多く、警戒心から噛んでしまうことも少なくありません。攻撃的な態度を取らなくても緊張から体をこわばらせ、我慢している子もいます。
初対面の犬に触るときは、当然ともいえますが、先に飼い主さんの許可を得ること。触られることが苦手な犬やしつけの訓練中、体調不良など見た目ではわからない事情のある可能性があります。
犬に近づくときはカーブを描くようにして犬の横へ回り込みます。これは犬の挨拶の仕方で、敵意がないことを相手に伝えています。目をじっと見つめると威嚇されたと勘違いするので、犬から視線を外すか飼い主さんに話しかけながら近づくと、犬も安心しますよ。
そばに寄れたら犬の目線の高さに合わせてしゃがみ、見下ろす威圧感をなくします。犬に触る前に、先に自分のにおいを嗅がせること。握りこぶしにした手の甲を差し出し、犬が嗅ぐまで待ちましょう。指先を見せないようにすることで、すぐに触らないよという意思が犬に伝わり、警戒心も和らぎます。
犬への挨拶を終えたら、ようやく犬にタッチ。でもいきなり頭からなでるのはNG! 人の手が迫ってくる感じに、犬は恐怖を感じて身構えます。はじめは犬の視界に入る胸元や体の側面からなで、嫌がらないようであれば首や背中などほかの場所もなでてみましょう。
わんポイント
初対面の犬には先に自分のにおいを嗅がせて距離を縮めましょう!