出かける気満々だったけど、草履を温めるねこを見て信長さまは…【信長とねこ】/ねこむかしばなし⑧

マンガ

更新日:2022/9/27

ねこむかしばなし

元となったむかしばなし
信長の草履取り

むかし木下藤吉郎という織田信長の草履取りをしていた青年がいました。
寒い冬のある日、信長は出かけるために草履を持ってくるよう藤吉郎に命じました。
すると草履が温かく「草履が温かいということは藤吉郎が尻にしいていたに違いない」と思い、信長は激怒しました。
藤吉郎は「これだけ寒いと信長様の足元も冷えていると思い、懐に入れて温めていた」と、服を脱いで草履の跡を信長に見せます。
自分の勘違いを認めたと同時に、信長は藤吉郎の忠義心に感心し、藤吉郎を出世させました。
この青年こそが後の天下人である豊臣秀吉なのです。

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