2015年から2017年にかけて実写映画、アニメ化と大きな話題を呼んだ大ヒットコミック『orange』。2022年4月に待望の最新コミックス第7巻の発売が発表され、ファンから歓喜の声が上がっている。

　物語は女子高生の菜穂の元に、一通の手紙が届くところから始まる。「高校二年生の私、元気ですか？ 私は10年後の未来から手紙を書いています」と綴られた手紙。そこには転校生・成瀬翔の名前や彼が座る席などが、まるで“予言”のように書かれていた。

　またその手紙には、高校生の菜穂に“翔を救ってほしい”という願いが書かれていたのだが、菜穂はまだ半信半疑。徐々に菜穂は手紙が送られてきた経緯を理解していくものの、手紙の通りに行動することによって、起こるはずの未来が変わってしまう。

　なぜ手紙は送られてきたのか、無事に翔を救うことはできるのか…。本編では菜穂とその親友たちが、翔を救うために奮闘しつつ、青春を謳歌する様子が描かれていく――。

『orange』の本編は1～5巻で完結しており、2017年5月には本編完結後のアナザーストーリーとして6巻『orange -未来-』が発売された。本編とアナザーストーリーが完結しているため、7巻の発売には衝撃を受けたファンも多かったよう。

　SNS上には、「えっ『orange』の7巻が4月に発売されるの!?」「7巻出るの全然知らなかった！ めちゃくちゃ嬉しい！」「いつ読んでも泣ける大好きな作品。続編出てくれてとっても嬉しい！」「『orange』の7巻でまたみんなに会えると思うと今から待ち遠しいです！」「2022年に『orange』の新作を読めると思わなかった… 高野先生ありがとう！」「高野先生のリアルな絵が大好き！ お話も大好き！ 絶対に買います！」といった大興奮の反響が続出していた。

　高野にとって今年は、漫画家デビューから20年となる節目の年。6巻の発売から約5年の月日をかけて誕生した新刊7巻は、高野にとっても思い入れの深いものになるのではないだろうか。