リバウンドはなぜ起こる? 原因を知って、幸福度の高いダイエットを目指そう!/コクあま幸せダイエット
公開日:2022/3/12
「我慢」や「制限」をするダイエットは、つらくなって失敗しがち。でも、甘いものやコクのあるおいしいものを食べながら、ストレスフリーでやせられるとしたら…?
工藤孝文著の『「これだと太るんじゃない?」と思わず口に出してしまいそうな欲望系ごはんでやせる! コクあま幸せダイエット』は、“甘いものを食べたい×やせたい”という両方の思いを持つ人にうれしい1冊。普段の食事に取り入れやすい、フラクトオリゴ糖を使ったダイエット法を掲載しています。楽しく長く続けられるような内容なので、いつも途中で挫折してしまう方、食事制限をしたくない方は必見です。
ダイエットで多くの人が経験するリバウンド。まずはその原因を知ることが、幸福度の高いダイエットにつながります。
※本作品は工藤孝文著の書籍『「これだと太るんじゃない?」と思わず口に出してしまいそうな欲望系ごはんでやせる! コクあま幸せダイエット』から一部抜粋・編集しました
リバウンドの原因は、意志の弱さではなく、
「あまいもの断ち」によるセロトニン不足!
「ダイエットに失敗したことがありますか?」
一度でもダイエットをしたことのある人で、この質問に「いいえ!」と答えられる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。実際、クリニックの患者さんも、ほぼ全員がリバウンドの経験者です。
では、なぜダイエットに失敗するのでしょう?
「意志が弱くてできなかった」と患者さんは暗い顔でいいますが、皆さんのせいではありません。単純にやり方のせい。実は、あまいものを極端に制限しすぎて、脳内が「セロトニン不足」に陥ったことが原因となっているケースが非常に多いのです。
例えば、あまいものをどうしても食べたくなった時、「やせたいからダメ」と思っても、「どうしてもやめられない……」「でもやっぱりやせたい……」。このような負のループに陥ったことはないでしょうか。「ちょっとだけなら」とあまいものを食べたら最後、歯止めがきかなくなり、「どうしてもやめられない」状態になる……。
このリバウンドの原因となる「どうしてもやめられない」という精神状態を引き起こしているのが、「セロトニン不足」です。
セロトニンは100種類以上もある脳内物質のひとつ。分泌されると幸福感に包まれ、ストレスを和らげるなどの効果があるため、「幸せホルモン」とも呼ばれています。逆にセロトニンが足りなくなると、脳は不安でいっぱいになってしまいます。すると「あまいもの」を欲します。なぜなら、あまいものを食べるとセロトニンが増えるからです。あまいものでセロトニンを補給して、脳が不安を消そうとしているのです。
だからせっかくあまいものをガマンしても、セロトニン不足になると、かえってもっとあまいものが欲しくなってしまうのです。
ブームになった「糖質制限」など、食を制限するダイエットで何かを極端に制限してしまうと、栄養のバランスが大きく崩れ、セロトニンの分泌もしにくくなります。そうなると、ストレスにもさらに弱くなり、リバウンドの危険は増すばかり。
糖質だけに限らず、何かを制限する極端なダイエットとは、サヨナラしましょう。